山林開拓の春を迎えて考えた自然との付き合い方

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1月に山林を購入して、今は5月。

山はもうすっかり春を迎えて、植物や虫たちの成長エネルギーで満ちあふれています。

最近は毎回行くたびに様変わりする自然の風景を楽しんでいます。

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定点で冬の写真と比較してみると、5月の森がどれだけエネルギッシュか少しは感じていただけるのではないでしょうか。

 

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以前、作業の進行具合のビフォーアフターを撮ったとき写真ではとてもわかりずらかったことがありましたが、季節の変化は一目瞭然ですね。

炭焼きの仕事にたずさわるようになってから山ですごす時間が増え、ごく小さな兆候からはじまり次第に植物や虫、野鳥たちの王国となっていく冬から春にかけての劇的な日々の変化に感動して以来、私はこの季節の森の虜になっています。

 

冬真っ盛りの1月にこの土地を購入し、こうしてはじめての春を迎えている今、植物たちのいきいきとした姿を目したとき、私のなかでちょっとした心変わりがありました。

 

ジャングル状態のこの土地で、移住に向けて週末通いの山林開拓をしているわけですが、この8000坪の広さの土地をどんなふうに利用しようかいろいろとイメージをふくらませながら、私は笹やぶを刈り、木を切ってきました。

まずは下草や低木を刈って森全体をすっきりさせ、遊歩道やちょっとしたトレッキングコースをつくったりして、将来的にはきれいに整備された森林公園のようにしていきたい、といった妄想を森を眺めながら楽しんだりもしています。

 

しかし、暖かくなり植物たちが芽吹きはじめてきたとき、私はハッとする思いがしました。

そんな私の妄想とは裏腹に植物たちは、冬のあいだに私がすでに開拓した場所からも次々と芽吹き、しかも目を見張るスピードでぐんぐん成長しています。

これまで私は森を開拓し整備することばかり考えて、草を刈ったところにはまた草が生えてくるというごくあたりまえのことをすっかり忘れていて、このまま整備を続ければどんどんすっきりした景観が広がっていくような錯覚をしていました。

 

あたりまえのことですが、草木が生い茂ることが自然のあるがままの状態です。

私のイメージを形づくっていくために森を整備していくことは、その自然のあるがままの状態にあらがうことでもあります。

例えて言うならそれは、高いところから低いところに流れる水を逆流させようとしているようなもので、それには膨大な時間と大変な労力が伴うことは必至です。

しかし、それをただ自然の流れのままにしておくなら、時間も労力も一切必要ありません。

 

草を刈った地面から、切った木から次々と再生して来る植物たちの姿を目にしていると、この森を公園のようにすっきりきれいな景観にしたいという私のイメージを形にするために自然の流れにあらがい、そこに時間と労力を費やすことにあまり意味を見出せなくなってきました。

それどころか、それは宇宙のリズムからはずれているとても不自然なことのような気さえしてきます。

 

あるがままの状態に抵抗することは、大変な労力が伴う。

 

これはこの宇宙のすべてのことにあてはまるひとつの真理だと私は思っていますが、それにまたあらためて気づかされた思いがしています。

もちろん、小屋を建てたり畑をする場所をつくったり、日当たりを確保したり、道をつくったりというような生活するのに必要な開拓や整備は、たとえそれに時間と労力がかかったとしてもやっていくつもりですが、その程度にとどめておこう、というのが現在の心境です。

 

あるがままの自然がベースにあって、その中に私たちが気持ちよく生活できるスペースを必要な分だけつくらせてもらい、燃料や食料など必要なだけの恵みをわけてもらう。

そんな感じで自然と付き合っていくことが、何かと効率的でバランスがよいのかもしれません。

この先また気が変わることがあるかもしれないけど、ひとまず今のところはこの森のあるがままを楽しんでいこうと思っています。

 

ところで、開拓した年の春は自然との付き合い方を考えるきっかけを私にくれただけでなく、結果的にこれからの楽しみがたくさん増えることにもなりました。

その楽しみとは、冬に草を刈った地面や切った木から芽吹き、再生してくる植物たちの成長です。

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何も手をつけていない木々が葉をつけ青々としてくるのを見るのもウキウキしますが、植物が再生していく姿を日々目にするのはそれ以上に楽しいです。

中には根っこごと完全に倒れてしまっているように見える木からも芽が出ていたりして、よく見ると根っこがまだ少しだけ地中とつながっている部分があり、その生命力に感動し、「すげぇ~!」という言葉を連発してしまいます(笑)

 

植物を育てたことがある人ならその楽しさがわかると思います。

開拓、整備した場所には新しい芽から再生をはじめた、これからの成長を身近に観察できる木々がいたるところにあるのです。

これは開拓した年の春ならではの森の楽しみ方ではないかと私は思っています。

 

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