お盆にお供えする蓮の花の出荷のお手伝いに行ってきた

記事内に広告を含む場合があります。

hasu

近所の蓮ばたけで開花が最盛期を迎えています。

お盆にお供えする花として市場に出荷するそうで、縁あってそのお手伝いをしてきました。

スポンサードリンク

出荷をするのは開花した花ではなく、まだつぼみの状態のもの。

作業している最中にも、車で通りかかった人が嬉しそうに買っていかれました。

hasu1

私はすきあらば、蓮の花の写真ばかり撮ってました(笑

お盆に蓮の花をお供えするという風習を、私は日本人でありながら今回はじめて知りました。

蓮の花がお盆には欠かせない花とされているのは、蓮の開花時期が7月から8月のお盆の頃が最盛期だからというごく単純な理由のほかに、仏教と蓮の花の関係にも由来しているようです。

お盆は、

古神道における先祖供養の儀式や神事を、江戸幕府が庶民に強いた檀家制度により仏教式で行う事も強制し、仏教行事の「盂蘭盆」(うらぼん)が習合して現在の形が出来たとされる。

ウィキペディアにあります。

神仏習合の行事なので、仏教的な影響も多分に受けているわけです。

そして、蓮はインド原産。仏教とともに日本に伝わったといわれています。

hasu4

生まれるとすぐに立って歩いたというお釈迦さまが、北に向って七歩歩いた足跡のひとつひとつから蓮の花が咲き、蓮の花の上で「天上天下唯我独尊」と言ったのが、生まれてはじめての言葉とされています。

そのほかにも、お釈迦さまが蓮の花の上に座っている姿の仏像などを見ても、蓮の花が仏教では神聖なものとして位置づけられていることがわかります。

蓮の花は、根元の泥水と対比することでその美しさにさまざまな意味が見出されてきました。

仏教では、極楽浄土に咲く花とされているそうですが、泥水は苦しみの多い現世といったところでしょうか。

泥沼のような辛く苦しい状況があるからこそ、悟りの花を咲かせることができるという教えなのかもしれません。

hasu5

ネットで調べた仏教うんちくをいろいろ書いてはみましたが・・・

私にとって蓮の花は、見ているだけで自然と幸福感がわいてくるこの美しさに、ただただ見惚れてしまう。

hasu3

これがすべてです。

出荷のお手伝いをさせていただくことで、公然と敷地内に入って間近で鑑賞したり写真撮ったりできるおいしさがありますが、それだけでなく、私はお盆という日本古来からの伝統行事にこのような形で関わることができたことに喜びと感謝の気持ちがわいてきます。

次の週末がお盆直前で出荷のピーク。私もまたお手伝いに行く予定です♪