極めてプライベートな話題で恐縮ですが、先月結婚しました。
今回の記事は、結婚に際して作った結婚指輪が傑作だ!というお話です。
指輪は嫁さんが以前働いていたというお店で注文。
職人さんによるハンドメイドです。
お店にうかがった日、シンプルなデザインがいいというくらいのざっくりとしたイメージしかなかったのですが、お店にある商品を見たり職人さんと3人で話しているうちにいろいろとアイデアが出てきて、その場でデザインが決まっていきました。
行き当たりばったりな感じでしたが、結果的には何の思い残しもない二人とも気に入ったデザインになりました。
写真で確認できるかわかりませんが、シルバーのリングの一部分だけゴールドがかぶせてあります。
そのゴールドの部分にあるのが太陽の刻印です。
指輪のデザインで私がいちばん気に入っているのがこの部分です。
結婚指輪と太陽の刻印にどんな関係があるのか。
実はこの太陽の刻印は私たちが結婚した日にちなんでいます。
私たちは新天地に移住するタイミングに合わせて6月くらいに結婚するという話はしていたものの、日にちをいつにするかまでは決めかねていました。
この春まで私が共同生活をしていた同居人が私より一足早い今年の3月に結婚したのですが、彼らが結婚した日が春分の日でした。
それにヒントを得て、私たちの場合はちょうど6月だったということもあり、籍を入れたのは夏至の日。
夏至は一年のうちでもっとも長い時間太陽が出ている日。
それが太陽の刻印に込められた意味です。
そして、もうひとつ。
指輪の裏には文字の刻印を入れました。
ひとつは籍を入れた日付。
これは定番な感じです。
そしてもうひとつは嫁さんのアイデアで、ある言葉を刻印しました。
その言葉とは、
アニッチャ【ANICCA】
です。
ヴィパッサナー瞑想10日間コースに参加したことがある人ならわかると思いますが、何日目かの夜の講話の中で、亡き父の遺品にあった銀の指輪を形見として受け取った息子の弟の方が、指輪の裏にアニッチャという刻印が入っているのを見つけ、その言葉をヒントに人生の紆余曲折の中にあっても生涯平穏に暮らしたという話があります。
アニッチャとは、「無常」と訳されます。
すべての事象は常に変化している。
常に移り変わっている。
すべては生まれ、消え去る。
こんなような意味です。
すべては常に移り変わり、やがては過ぎ去るということを理解し、どんなことにも執着せず、どんなことが起ころうともいちいち反応することがなければ、平静に、心穏やかに生きてゆくことができる、というのがブッダの教えです。
永遠を誓うはずの結婚指輪に「無常」を意味するANICCAを刻印するのはちょっとおかしくも見えますが、これにはゴエンカさんの講話をモチーフにした冗談半分な意味合いがあります。
早い話が、話のネタです(笑)
そうでなくても、この世の真理をあらわす言葉ということで、私自身も気に入っています。
イメージどおりに作れるかやってみないとわからないというお話でしたが、後日届いた指輪の出来は心から満足できるもので、職人さんには感謝です。
CALM DOWN
コメント
ご結婚おめでとうございます!
素敵な指輪ですね♪
お幸せに(^^)
ちなみに新居は山小屋になるんですか?
パグさん
メッセージありがとうございます♪
新居と呼べるかわかりませんが、現在は二人でテントに住んでます(笑)
ご結婚おめでとうございます☆
これからも奥様と一緒に
ステキな地球旅行を(^∇^)/☆♪
Akemiさん
メッセージありがとうございます♪
やまの神、森の精霊に代わり
お祝いを申し上げます。
このたびは、ほんとうに おめでとうございます。
例の鹿もよろこんでいると思います。
たかのさん
お祝いのメッセージありがとうございます♪
ほぼ、1年遅れで、結婚おめでとうございます。一緒に山林生活なさるって、素敵な奥様ですね。
で、指輪のお店の名前?がCALM DOWN(心穏やか)っていいですね。
素敵なブログに遭遇して嬉しいです。
さとみさん
1年遅れのお祝いの言葉ありがとうございます(笑)
ブログを気に入っていただけてこちらも嬉しいです。
ありがとうございます。