ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【屋根】

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山の中で小屋づくり。

ぼちぼちですが着々と形になってきています。

今回は屋根の製作です。

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片流れ屋根

前回の記事でもふれましたが、屋根は片流れの屋根にしました。

理由はほかの形の屋根に比べて作るのが簡単ということと、片方に雨水を集めることで雨どいも少なくてすみ、さらに雨水利用のための取水が効率的だからです。

 

垂木の長さ

屋根を作るにあたってまず考えたのは、軒をどれだけはり出すか。
水下側の軒が長ければそれだけ下にいろいろものも置けるので、軒は長い方が何かと使い勝手は良いと思います。

ただ、軒を長くするためにはその分垂木の長さが必用になってきます。

 

設計段階ではまったく考えていませんでしたが、この小屋の幅と屋根勾配だと偶然にも12fの長さの材がちょうど渡るので、継ぎ足しなしの一本の材を垂木として使うことができます。

しかし、軒下にいろいろものが置けるくらい軒を長くするには12fではちょっと足りない感じで、軒を長くするために材を少し継ぎ足すことも考えましたが、そうすることで後々いろいろと手間が増えるので、結局屋根の長さは12fにしました。

 

垂木の取り付け

垂木には2×4の12fを使用。

2×4ではちょっと頼りなさそうにも見えますが、参考書の垂木スパン表を見ると、この幅は2×4でOKみたいです。

垂木は壁のスタッドと同じで455mmごとに一本いれています。

垂木の取り付けは金具を使えば手っ取り早いですが、すべての負荷を金具だけにかけるのが私はなんとなく嫌なので、自力でも壁の上にしっかりと乗るように垂木にかき込みを入れました。

垂木は全部で19本。

二ヵ所のかき込みをすべての垂木に入れるのは結構手間で、地道な作業でした。
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屋根の面積は合板18枚分。

両端は455mmずつ張り出しています。

両端にくる垂木は壁パネルの頭つなぎを切らずに455mm張りだし、その上に乗せてみました。
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この小屋の壁パネルは短い面の壁を挟むような形で合わせているので、この場合頭つなぎは、短い面の壁から長い面の壁にかかるようにつながなければいけません。

しかし、短い面の壁が斜めになっているためそれができなかったので、垂木を乗せている長い面の壁の頭つなぎを切らずに張り出してみることにしました。
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両端の垂木は2×4工法ではしっかりと決まったやり方があります。

ちょっと手間ですが私もなんとなくそれを真似てみました。

壁の一つ内側の垂木から壁をまたいで数本の材を渡し、端の垂木と固定します。
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ちなみに私は455mm間隔にしています。

先端はこんな感じです。
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今度はこの間に転び止めを入れます。
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この写真だけ見ると一本の垂木のように見えますが、実際は分断されています。

 

転び止め兼面戸の取り付け

すべての垂木を渡し終えたら、次は垂木と垂木の間に転び止め兼面戸を取り付けます。
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高いところで数も多く、 それぞれの幅を実寸で測って一つ一つ取り付けていったので、これは結構手間で地道な作業でした。
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こういう地味にコツコツやる作業は、雨の日を利用してシートのしたで黙々とやることが多いです。
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屋根下地には構造用合板を使用

面戸の取り付けが終わったらいよいよ垂木の上に合板をはっていきます。

屋根には床や壁と同じ12mmの構造用合板を使いました。

強度のことを考えて、垂木に対して直角に、互い違いになるようにはってみました。
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合板をはると一気に屋根らしくなってきます。

 

防水シート

合板がはりおわったら、次は防水シートをはります。
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屋根の防水シートにはアスファルトルーフィングを使うのが一般的みたいですが、一巻きが21mで、屋根を全部覆うにはもう一巻き必用になってきて中途半端になるので、長さが倍くらいあるアスファルトフェルトを使うことにしました。

アスファルトフェルトなら一巻きでも余りが出るくらいです。

 

通常アスファルトフェルトは壁用の防水シートとして使うみたいですが、包装紙には屋根作業の際の注意書きが書かれているので、屋根にも使えるのだと思います。
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ちょっと気になったので調べてみたところ、ルーフィングとフェルトの大きな違いは、ルーフィングは両面にアスファルトが塗ってあるのに対し、フェルトは片面だけなので、防水性能はルーフィングの方が高いみたいです。

 

フェルトはタッカーを打ち付けて固定していくのですが、防水シートなだけにところ構わずタッカーの針で穴をあけてしまっていいものか気がかりだったので、これまた調べてみました。

屋根の防水シートのタッカーを打ち付ける場所までわかる具体的な情報はなかなか見つかりませんでしたが、唯一、垂木が通っているところに打てばいいと言っている人がいたのでそれに従ってみました。

この小屋の場合455mm間隔でタッカーを打ち付けました。

 

破風板の取り付けと雨仕舞い

水上側と両サイドに破風板を取り付けて、フェルトの端をその上にかぶせるようにして破風板にタッカーを打ち付けました。
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水上側はこんな感じで水切りのまねごとのようことを一応やっておきました。
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両サイドは破風板の上にも屋根材をかぶせる予定なのでフェルトの端の処理はこの程度でも大丈夫ということにしておきます。

水下側には破風板は取り付けず、シートを巻き込んで合板の裏でとめました。

これで防水シートが破れないかぎり、雨もりの心配はないでしょう。
 
 

屋根材の施工

防水シートがはれたらいよいよ最終仕上げ、屋根材の施工です。

屋根材に何を使うかいろいろ迷いました。

 

ガルバリウム波板が価格も安く、耐久性にもすぐれているので選択肢の一つではあったのですが、あの銀色のギラギラした感じがいかにも人工物っぽく自然景観と調和しないし、雨が降ると雨音がうるさそうなので不採用。

 

お次はDIYの小屋づくりではとてもポピュラーな屋根材でもある、アスファルトシングル。

調べてみたところ、一度葺けばそれで万事OKというわけでもなさそうで、それなりにメンテナンスは必用みたいで、材質の劣化もしてくるそうです。

アスファルトシングルはまあまあコストもかかるうえに、経年劣化することを考えるとちょっといまいちな感じがします。

 

では、ほかに何があるのか。

今回私が屋根材として選んだのは、フランスのオンデュリンというメーカーが作っているオンデュリン波板です。
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日本ではあまり知られていませんが、海外ではDIYの屋根材として結構ポピュラーなんだとか。

 

材質は厚紙みたいな感じで、専用の道具がなくても加工がしやすいみたいです。
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速い衝撃には強いですが、ゆっくり圧力がかかるとベコッと変形します。

 

何よりもこの屋根材を採用した決め手は、耐用年数が50年以上とも言われている耐久性です。

それでいて一枚(950mm×2000mm)2000円と価格もそれほど高くなく、言うことなしです。

また、紙のような材質なので雨音がうるさいということもなさそうです。

 

色は4色から選べます。

黒以外はどれも自然景観とマッチしそうなので迷いましたが、結局私はグリーンを選びました。

ただ、こんなに良いものがホームセンターにはあまり置いていないのです。

近場のホームセンターを何軒かまわってみましたがどこにもなく、そのうちの一軒に注文できるか聞いてみたところできるということだったので、取り寄せてもらうことにしました。

 

オンデュリン波板の固定には、専用の釘とキャップ(別売り)があります。
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ネットの情報ではキャップだけの取り扱いもあるみたいだったので、後日同じホームセンターでキャップを取り寄せてもらったところ、釘とセットのものが来てしまいました。

私は釘よりも保持力の高いコーススレッドを使いたかったのでキャップだけあればよかったのですが、注文し直すのも面倒なので、メーカー純正の釘を使うことにしました。

ちなみに釘とキャップのセットが1500円で、キャップだけだと1000円くらいです。

 

波板をはるには釘を打ち付ける下地となる木が必用です。

私は40×30の赤松材を9列取り付けました。
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一枚の波板に5列固定する計算です。

 

釘のピッチは基本的に一山おきで、重なる部分は帳尻あわせで連続したり二山飛ばしたりしているところもあります。
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これくらいとめておけば大丈夫だろうと自分流に固定してしまいましたが、ちゃんとした固定方法を紹介した動画がオンデュリンのホームページにあるみたいです。

 

はじめは適当に見積もって釘とキャップ100個入を3袋用意してみましたが、途中で足りなくなってもう一袋(今度はキャップのみ)追加しました。

1袋でオンデュリン波板5枚分と書いてあります。

今回は20枚使っているので、4袋だと丁度良い計算です。

適当にとめたわりにはなかなかいい線いってました。

 

屋根の両サイドは波板を少し余らせて、破風板に覆い被せるようにとめてみました。
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このやり方が良いのか悪いのかわかりませんが、サイドからの雨の侵入は確実に防げそうです。

 

屋根完成

長くなりましたが、これで屋根の完成です。
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屋根はやってみると意外と作業行程が多く、思っていたより時間がかかりました。

雨どいも取り付けたいのですが後回しにします。

ひとまずこれでブルーシートはいらなくなりました。

ほっと一安心です。
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落ち葉が積もってきています。

秋もそろそろ終わります。

 

前回の記事

ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【壁パネル-1】

 

次回はこちら

ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【壁パネル-2】

 

ツーバイフォー工法参考書

 

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One comment

  • HK
    2014/11/07 - | Permalink

    失礼します。
    隣県に住むHKといいます。
    素晴らしい小屋を建築されてらっしゃいますね。楽しみに拝見させて頂いてます。
    実はわたしも丁度12畳の小屋を建てたいと考えております。まだ計画段階ですが…
    岡山で活動なさってるということなので是非見学させていただきたいのですがどうでしょうか。
    ご連絡お待ちしております。

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