朝食抜き、間食なしの一日二食生活をはじめてみて感じたこと

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先日、人は食べなくても生きていける!?「不食」を誰もが選択できる時代 という記事を書きました。

今回はその続編です。

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前の記事にも書きましたが、不食の本「食べない人たち」 を読んでまず取り組んだのが食事の量を減らすことです。

具体的には、朝食に食べていた2枚の食パンを1枚に減らし、昼食の弁当箱をひとまわり小さいものにしました。

これを10日くらい続けてみたところ、朝食を抜いても大丈夫そうだと思い、朝食を食べるのをやめて一日二食にしてみました。

今回は朝食なしの生活をはじめてみてどうなったか、いろいろ感じたことを書いてみます。

そもそもどうして朝食を食べていたのか

私はもともと朝はあまりおなかが減らない体質なので、朝食を抜くことはそれほどむずかしいことではなかったです。

おなかが減らないのにどうして今まで朝食を食べていたのか、と思う人もいるかもしれません。

私の場合、そのほうが腸のリズムが整う、というのが大きな理由のひとつでした。

もう何年も前になりますが、実は以前にもナチュラルハイジーンという食事療法について書かれた本(フィット・フォー・ライフ)を読んだときに、一時期朝食を抜いていたことがあります。

しかしそのときは、それまで朝食を食べることで腸が動き、排便するという習慣だったので、朝食を食べなくなるとそのリズムがくずれ、便秘ぎみになることもあったりしていまいち腸がすっきりせず、そのうち一日三食のもとの食生活に戻しました。

朝食を再開したら腸の動きもスムーズになり、排便リズムももとどおりになりました。

そんなわけで、私には朝食が必要だったのですが、それはもう過去の話。

ここ数年は主食が玄米ということもあって、朝起きるとまもなく便意がきて、朝飯前に快便というリズムができあがっているので、以前のように朝食を食べないことで腸のリズムがくずれることはないだろうと思っていました。

実際、今回朝食をやめてもリズムがくずれることなく朝から快便です。

私が朝食を食べていたのはほかにも理由があります。

それは、楽しみのひとつでもあったからです。

私の朝食はパンとコーヒーといういたってシンプルなものでしたが、ロケットストーブでトーストしたパンはとてもおいしく、バターやはちみつをぬってブラックのコーヒーを飲みながら食べるのが朝の楽しみでした。

朝食をやめた理由

そんな楽しみのひとつでもあった朝食をどうしてやめたのか。

それは、あまり空腹を感じていないのに食べているという自覚があった、というのと、不食への興味です。

現代は一日三食という食習慣で、朝昼晩の食事の時間が来れば食べるのが一般的です。

時間が来れば、おなかが減ってなくても食べる人は少なくないと思います。

本来は空腹を感じたら食べるのが食事のあり方で、自然界の生き物はおそらくみんなそうです。

空腹を感じていないのに食べるのはどこか不自然だと思いながら、私はこれまで朝食を食べていました。

朝起きておなかが減っていないのに朝食を食べ、今度はお昼になってもあまりおなかが減っていなくて、仕事の時は昼休憩の時間が決まっているのでそこでまた昼食を食べる。

そんなことも少なくありませんでした。

朝食を抜いている今はどうかというと、朝はあまりおなかが減らない体質といっても、やはり朝食を食べないと時間がたつにつれておなかが減ってきて、さすがにお昼前にはもう腹ペコです。

腹ペコで食べる食事は格別においしく、一口一口が体に染みわたっていくような感じがします。

本によれば、不食をめざすにあたってポイントとなるのは、「空腹に慣れる」ことなのだそうです。

朝食を抜きはじめたころは、昼近くなってくると昼食の時間が待ち遠しかったですが、最近は午前中に空腹でいることが普通になってきていて、はじめのころよりは空腹が気にならなくなっています。

これは、空腹に慣れてきていると言えるかもしれません。

間食もやめた

ところで、私は朝食を抜く以外に、間食も一切やめました。

間食をやめた理由は、いくつかあります。

私が間食するときは、たいてい甘いものが多いです。

おなかが減っているわけでもないのに、お菓子や菓子パンを間食してしまうことがありました。

これは、私がもともと甘いものが好きというのもありますが、それだけでなく砂糖には中毒性があるらしく、それを一度リセットしてみたかったというのも間食をやめた大きな理由です。

空腹による食欲ではなく、甘いもの食べたい欲求からの食欲は、「食べる」という行為のあり方としてやはりどこか不自然です。

間食をやめたもう一つの理由は、不食をめざすには、「食べないこと」と「空腹」に慣れる必要があるからです。

朝食を抜いたり、食事の量を減らしたりしても、間食していては「食べないこと」にも「空腹」にも慣れず、何の意味もないことは明白です。

「食べない」ことは「吸わない」ことに似ている

私は以前タバコを吸っていましたが、ある時から禁煙し、それ以来吸っていません。

禁煙ははじめのうちは吸いたい欲求もあるし、手持無沙汰になったりしてどこか落ち着かない感じがしますが、しばらく続けていると次第に「吸わない」ことに慣れていき、それが習慣化し、「吸わない」ことが普通になります。

私にとって、楽しみのひとつだったパンとコーヒーの朝食をやめるのも、菓子パンの間食をやめるのも、禁煙という行為に似ている感じがしています。

「食べない」ことに慣れ、それが習慣化することで、「食べない」ことが普通になる。

朝食を食べないことには慣れましたが、間食はいまでもまだしたくなります。

もしかしたら、菓子パンは間食してしまうかもしれません(笑)

どれくらい先のことになるかわかりませんが、次の目標は昼食をやめて、一日一食にすることです。

ぼちぼちやっていきます。

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コメント

  1. caetano より:

    こんにちわ。ブログ興味深く拝見させて頂いております。
    今日の記事と直接関係なくて恐縮なのですが、一つ質問させて頂けないでしょうか。

    私も近いうちに小屋のセルフビルドに挑戦したいのですが、
    建築確認の制約で小屋の床面積は10㎡以下が条件と捉え計画しています。
    ほまれさんの小屋は記事からそれ以上と見受けますが、
    確認申請が通ったのでしょうか。
    独立基礎では申請は難しいという一般論のようですが、
    お建てになった建物は布基礎・べた基礎の建物ではないと見受けします。

    何か私に勘違いが有りましたら申し訳有りません。
    面倒ですみませんが、どうぞご教授下さい。

    • Homare より:

      caetanoさん

      私が小屋を建てた土地は「都市計画区域外」にあたります。
      都市計画区域外は、大規模な建築でなければ基本的には建築確認申請は不要なので、申請はしていません。

      caetanoさんがこれからセルフビルドしようとしている土地が都市計画法でどの土地に分類されるのか、それによって必要な手続きも変わってくると思います。
      もし、「市街化調整区域」だとしたら建築することさえできません。

      以前、都市計画法に関して記事にしたことがあるので、もしよろしければご参照ください。
      山林に家を建てる前に知っておきたい都市計画法と建築基準法

  2. caetano より:

    早速恐縮です。
    説明して頂きよくわかりました。