近頃は暖かくなってきて、森にはいろいろな虫たちの往来が盛んになってきました。
そんななか、森の中に建つ我が家にアリが大量発生!
1ヶ月くらい前にも一度家の中にアリの通り道ができていました。
その時は、通り道をたどっても外から入ってきている様子はなく、 どこかからテレポーテーションでもしてきたのかと思ってしまうくらい、家の中に突如として出現している感じがしました。
アリは一枚の畳の上に比較的たくさんいて、そこに食べ物があるわけでも何か甘いものをこぼしたわけでもないので不思議に思っていたのですが、ふと思い立ち、その畳を持ち上げて四方八方からくまなく観察してみたところ、ようやく謎が解けました。
なんと、アリはその畳の中から出てきていたのです。
つまり、その畳が巣になっていたわけです。
畳は家の床に使うまで、半年くらい屋外でブルーシートをかぶせて保管していたので、その間にアリが巣を作りそこで冬を越し、暖かくなってきて出てきたのかもしれません。
その畳はすぐに外に出し、別の畳と入れ替えました。
すると家の中にアリはいなくなり、一件落着。
そして今回、またアリが大発生しました。
1ヶ月前のアリは体長数ミリの小さいありでしたが、今回は黒くて1センチくらいある比較的大きいアリです。
家の中のいろんなところで見かけるようになり、見つけたらそのたびに外に出していましたが、減るどころか増える一方でした。
そのうち、夜中にカサカサと音がしていて、朝起きると畳の上に木のおがくずらしきものが一ヶ所に集中して落ちていることがありました。
はじめは何かわからなかったのですが、なんとロフトに上がる階段に使っている丸太に穴を掘って、アリが巣を作りはじめていたのです。
これはまずい。。
枝が腐ってもともと穴があいていた部分に入り込み、さらにそこを掘り進めていたようです。
これがその丸太。
この穴にミント水を流し込み水攻めにして、穴の中にいたアリをすべて追い出しました。
それでも少しするとまたやって来て、またミント水を吹きかけてというのをしつこく繰り返していたら、その穴にはアリは来なくなりました。
念のため穴はコーキングでふさいでおきました。
これでそのうちアリはいなくなるだろうと思いましたが、あまかったです。
階段の丸太に行き場を失ったアリが、今度は寝室にしているロフトに続々と侵入。
夜にふとんのなかでアリが体にはって、睡眠を妨害するほどになってきました。
アリは減るどころか、依然として増える一方。
ロフトに敷いているふとんをどかしてみると、ふとんの下に潜んでいたたくさんのアリがあわてふためいてアワアワしていました。
このままだと、この家そのものがアリの巣になってしまいそうだ!
一度はあきらめかけてこの家でアリと共存する道も本気で考えましたが、寝ているふとんに入ってくるのは勘弁です。
そんなわけで、徹底的にアリを追い出すことにしました。
ドアの下のすき間から侵入するアリを激写。
侵入経路はドアのすき間だということはわかっていたので、すき間テープをはって徹底的にすき間をなくしました。
また、壁にはってある防水シートが偶然にも高床式建物のネズミ返しのような役目をしているようで、土台の木から壁に登っていけないはずがドアの下だけ防水シートがはってなかったためにそこから上に上がって入ってきているということに気がつき、ドアの下にも防水シートをはってみました。
すると、読み通りまったくアリが上がってこなくなりました。
こうしてアリの侵入口はすべてふさいだはずなので、あとは家の中にいるアリを見つけ次第こまめに外に出していけば、そのうちいなくなるはずです。
ところが、何十匹出しても一向にアリは減っている感じがしないのです。
そうかといって、侵入経路は遮断したので新しくアリが入ってきている様子もなく、だとしたらアリが家の中にまだたくさん潜んでいるのかもしれません。
見つけたら外に出す、を地道に繰り返す日々。
そんなある日、部屋のすみに積み重ねてあった布切れをたくさん入れたダンボール箱から、嫁さんが布を取り出そうと久しぶりに箱を開けてみると、なんと布と布の間にびっしりと無数のアリがウジャウジャとひしめきあっているのを発見!
気づかないうちに今度はこのダンボール箱が巣になっていたのです!
いくら侵入口を遮断して、床の上を歩いている数匹のアリをせっせと外に出していても、 家の中にそんなに大量のアリがいたらそりゃ減っている感じがしないのは当然です。
ダンボール箱のアリを一掃してからというもの、家の中で見かけるアリは激減しました。
よかったー!
アリの発生・侵入防止策
さて、今回の一件でアリ対策としていくつか試してみました。
効果があるといわれているミント水は、前回発生した2~3ミリの小さいアリには効きましたが、今回の体長1センチくらいの黒いアリにはほとんど効きませんでした。
目に見えて効果があったのは竹酢です。
木酢も同様の効果があるそうですが、もともと家にあった竹酢を試してみました。
竹酢をスプレーしたところにはアリは寄りつかなくなるし、直接吹きかけるととても嫌がります。
ただ、持続力はありません。
数時間もすれば竹酢の臭いは消えてしまい、効力がなくなってしまうようです。
侵入防止策としてドアのすき間をふさぐのが有効だったことはいうまでもありませんが、さらに防御壁を固めるために建物の基礎の部分に消石灰を撒いてみました。
なかには消石灰を越えていく強靭なアリもいますが、ほとんどのアリは行きたそうにしていながらも入って来ません。
消石灰は効果があるようです。
しかし、こうした対策をしたあとも、家の中を歩いているアリを何匹か見かけることがあります。
これがどこかに潜んでいたアリなのか、新しく入ってきたアリなのかわかりませんが、そのうちまた大量発生しないことを願うばかりです。
アリもその他の虫も私は嫌いではありません。
ただ、大量発生するとあまり心地よいものではありませんね。
コメント
台所にこぼれた砂糖に群がって、一列になって外から行き来しているアリさんの行列に遮断するように文房具屋さんで買った「はくぼく」で一本線を引くと、アリさん御一行様の列が乱れ始め慌て出し、砂糖の場所が分からなくなってウロウロし出し、そのうちいなくなりました。
「はくぼく」って消石灰だったんですね、納得です。
aoiさん
おっしゃるとおりチョークも効果的みたいですね。
私は園芸用の消石灰をどばっと撒いてみました。