子どもの誕生日に廃材で手づくりしたすべり台をプレゼント

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子どもが2歳の誕生日をむかえました。

近ごろは言葉も少しずつ話すようになって、私たち夫婦を楽しませてくれています。

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子供の成長ははやいという話をよく耳にしますが、子供が生まれてもう2年も経つのかと思うとやはり、はやいなあ~、と思ってしまいます。

参照記事:マヤ暦の新年に子どもを授かりました

ところで、子どもはみんなそうなのかもしれませんが、うちの娘はキッズスペースや公園などおもちゃや遊具のあるところに行くと、すべり台が好きでよくすべっています。

そんな娘を見ていて誕生日プレゼントを何にしようかと考えたときに、家にすべり台があったら喜ぶかなと思いました。

はじめは室内用のおもちゃのすべり台を探してみたりしましたが、我が家は外は広いけど家の中は狭いので、とても家の中に置くことはできません。

どうせ外に設置するならもっと大きい方が楽しいです。

そこでふと考えたのが、すべり台を手づくりできないものか、ということでした。

ネットで検索してみると、結構いろんな人がすべり台のDIYをやっていて、とても参考になりました。

自分にもつくれそうな気がしてきたので、ちょっと手間ではありますがつくってみることにした次第です。

多くの人がやっているように、ホームセンターで材料を買ってきてつくるのでは同じようなものができてしまいそうで面白くなかったので、今回は家にある廃材を使ってつくることにしました。

我が家の資材置き場です。

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気づくとアリの巣になっていたりネズミの巣になっていたりして、保管環境もとてもよいとは言えません。

ちょこちょこもらってきてブルーシートをかぶせて保管してあるものの、なかなか使う機会がなくごちゃごちゃしてきました。

今回の廃材を使ったすべり台の製作は資材置き場をちょっとスッキリさせたいという目的もあって、一石二鳥でもあるのです。

さて、まずはじめに行ったのはクギ抜きからです。

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正確にはクギではなくビスですが、合計6本分の板のビスを一本一本地道に抜いていきました。

6本のうち4本を横にくっつけて並べます。

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サイズの違うこんな端材を切りそろえていきます。

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先ほどのビスを抜いた板にこれらの材を固定して、さらに両サイドに板をはりつけます。

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裏返すとこうなります。

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これがすべり台のすべる部分になります。

サンダーかけたりカンナで削ったりして表面をツルツルにすればこのまま使うこともできそうですが、私はよりすべりやすくする目的と耐久性をもたせるためにこの台に平トタンをかぶせることにしました。

まずはトタンをグラインダーで切断。

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このトタンは廃材というより以前使用した余りです。

これといって使い道がなく、丸めてティピの中に放置されていたものなので、ようやく今回使うことができて、ティピも片付いてよかったです。

トタンを台の形に合わせて板金しながら、クギを打ち付けてはりつけます。

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次の工程はやぐらの製作です。

やぐらの柱には廃材ではなくこの土地で伐採した木を使うことにしました。

木を伐採したとき、比較的素性がよくまっすぐなものは建材としての利用の可能性も考えて、ある程度長いままでまとめて置いておくようにしています。

その中からすべり台のやぐらの柱に適した太さの木を選び、4本切りそろえます。

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接合箇所にチェンソーで適当に欠きこみを入れておきます。

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木の皮はむかずにそのまま使ってしまいます。

こんな感じで4本の柱のやぐらが立ち上がりました。

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柱の底辺は土につかないように、セメント瓦を割ったものを敷いています。

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セメント瓦ももらってきた廃材です。

このままだとまだグラグラするので、適当に筋交いを入れておきます。

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これだけでかなりガッチリ安定しました。

つづいて床をつくります。

念のため、こんな風に床根太のような簡単な補強を入れておきました。

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この上に板をはれば床のできあがりです。

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次は階段です。

階段は床面に合わせて切り欠きを入れ、しっかりと固定できるようにしておきました。

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こんな具合に階段が仕上がりました。

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だんだん形になってきました。

あとははじめにつくっていたすべり台のすべる部分を設置するだけですが、その前にいくつかやり残していたことがありました。

これはトタンをかぶせたすべる部分ですが、トタンの端の処理をしていなくて危なっかしいです。

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上からゴムをかぶせてトタンの端を隠します。

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ちょっとしたアクセントにもなって見た目もいい感じです。

これで手を切る心配はないでしょう。

ちなみにこのゴムは最近新しく買った長靴を短く切った切れ端。

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これを細く切って使いました。

これは何かに使えそうだ、といろいろ取っておくときりがありませんが、これは捨てなくてよかったパターンです。

やぐらとすべる部分の接合は、裏に板をはって引っ掛けるようにしました。

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滑走面とやぐらの床のあいだに少しすき間があり、トタンの端もむき出しになっていたので、その部分にゴムをかぶせてふさいでおくことにしました。

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このゴムは最近DIYで交換したスーパーカブのパンクしたタイヤチューブです。

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タイヤチューブはいろんなことに使えるので、捨てずに取っておいたほうがよい廃材TOP3くらいに入るのではないでしょうか。

念のため、やぐらの上から落下防止のために、気休め程度ですがロープで柵をしました。

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ジャジャーン!完成です。

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滑走面の下には地面に直置きにならないように、廃タイヤを置いてみました。

クッション性もあって、すべり降りてきた衝撃も少しは吸収してくれるのではないかというねらいもあります。

はじめはもっと適当なつくりになるのではないかと思っていました。

遊具をつくるのははじめてですが、何か事故があってはいけないといろいろと安全面を考慮してつくっていった結果、どっしりと重量感のある頑丈なすべり台ができあがりました。

私が乗ったり跳ねたりして強度はテスト済みですので、大人でもすべることができます。

材料はすべて廃材と余りものなので、お金はまったくかかっていません。

細かいことをいえば、固定するのに使ったビス代くらいでしょうか。

時間があるときにコツコツと製作してきましたが、なんとか誕生日当日に完成させることができました。

娘もとても気に入ってくれて、何度もすべっていました。

2歳の誕生日おめでとう!

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追記:

後日、すべり台を改良しました。

すべる部分に手すりがないとちょっと危なっかしいという指摘があり、たしかに娘もちょっと怖がっている様子なので、手すりを取り付けることにしました。

今回は廃材で作るというのがひとつのテーマでもあったので、手すりも廃材を使います。

手すりをつくることを考えたときに、すぐにあたまに浮かんだ廃材はこれです。

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これは何に使われていたものかわかりませんが、何かに使えそうだと思いもらってきたものです。

これを分解すれば、一本ずつの細長いパイプになります。

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このまがったパイプを、できるだけまっすぐになるように伸ばします。

あまり強引にやりすぎると折れてしまいそうだったので、折れない程度に伸ばしました。

伸ばしたパイプをすべり台に取り付ければ完成です。

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パイプのところどころにサビがあり、手にけがをする危険性もないとはいえないので、ビニールテープでカバーをしておきました。

手すりのほかにもう一つ改良したところが、滑走面の下方です。

ここには廃タイヤを置いていましたが、それだけだと子どもがつまづいて転んだりしていたので、丸くカットしたすのこをタイヤの上に置きました。

このすのこはもともとドラム缶風呂をつくろうと計画していた時に作った、風呂の底に敷くすのこです。

ドラム缶風呂は結局つくらなかったので、このすのこも使うことなく放置されていました。

ちょうどタイヤの上に乗るサイズなのでちょうどよかったです。

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これで以前よりも安全なすべり台になりました。

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コメント

  1. フェイス より:

    凄すぎだろ!!!完全に独立してんじゃん!!!!依存社会から!!!!!!!