一日一食生活をはじめて一ヶ月がたちました。
今回はその報告と一日一食生活をはじめた経緯、一ヶ月すごしてみた感想などを書いてみようと思います。
まずはここまでの経過を簡単におさらいしておきます。
私はもともと一日三食食べていましたが、人は何も食べないでも生きられるという「不食」に興味をもったことがきっかけで、その最初のステップとして朝食抜き、間食なしの一日二食生活をはじめました。
関連記事:人は食べなくても生きていける!?「不食」を誰もが選択できる時代
関連記事:朝食抜き、間食なしの一日二食生活をはじめてみて感じたこと
その後、朝食抜きは継続していたものの間食は再開。
甘いものが好きだったこともあり、間食に甘いものを制限なしに食べるという期間がしばらく続きました。
関連記事:食事制限のリバウンド?甘いものを食べたい欲求のまま制限なしに食べる日々
そして、現在。
朝食だけでなく昼食も食べなくなり、夕食だけ食べる一日一食生活をしています。
その後の経過をブログで報告していなかったので、先日、我が家に遊びに来た友だちが前回の記事を読んでまだ私が甘いものを食べ続けていると思い、あんことパンをお土産に持ってきてくれました。
一日一食といっても間食はたまにすることもあり、甘いものもたまに食べます。
なので、もちろんお土産のあんことパンはおいしくいただきました。
ありがとう!
前回の記事を読んで私の健康を気にかけてくれる方もいてありがたかったのですが、当の本人はこれは一時的なものでそのうち落ち着くだろうという予感がずっとあったので、何も気にせず幸せな気持ちで甘いものを食べ続けていました。
しかし、甘いものや間食が減るどころか、まさか昼食まで食べなくなってしまう日が実際にこんなに早くおとずれるとは自分でも予想外です。
これまた極端な展開にまたご心配おかけしてしまいそうですが、無理して苦行のような感じでやっているわけではないので大丈夫です。
一日一食をはじめた経緯
さて、食事制限からのリバウンドで甘いものを好きなだけ間食するという生活から一変して、どういう経緯で一日一食生活がはじまったのか。
少し長くなりますが、ちょっと細かく書いてみます。
ゴールデンウィークのある日のこと。
たいていは昼食後にハチミツをぬった食パンを何枚か食べるのが休日の日課でしたが、その日は昼食を満腹食べたあとに、妻が作ったフレンチトーストを食べました。
そのフレンチトーストがボリュームがあって、胃袋にいつも以上に食べすぎた感がありました。
数時間後、まだ満腹感は持続していましたが、出先で立ち寄ったコンビニでアイスを食べました。
アイスを食べたあとから胃に少し痛みを感じていたにもかかわらず、その後のドライブの休憩で今度はまんじゅうをいくつか食べました。
その日の夕食はお店でお好み焼き。
そして日付が変わった深夜に就寝。
翌日は寝不足のせいもあってか朝から頭がボーっとして、いまいち元気が出ませんでした。
その日は久しぶりに街でブラブラする予定だったので、おいしいものを食べ歩きしようと思っていたのですが、残念なことにあまり食欲がなく、午後にパン屋で買った菓子パンを2つ食べたくらい。
いつも昼寝などめったにしないのですが、いまいち調子がすぐれず街中の公園で昼寝。
夕食はいつもより少なめにほどほどに食べ、早く寝ました。
たっぷり寝て翌日は調子が良くなると思いきや、前日よりも体がだるく、頭もボーっとして、さらに平衡感覚がおかしく頭がくらくらして体がふわふわした感じでした。
どうやら寝不足だけが原因ではなかったようです。
熱はなさそうで、風邪をひいたという症状ともまた違った感じ。
何をする気力もなく昼前にまた布団に入りました。
相変わらず食欲がありませんでしたが、数時間後に起きたとき食パンを2枚食べ、また寝ました。
途中、トイレに行くなど何度か目が覚めたものの、夕食も食べず次の日の朝まで合計すると16時間くらいずっと寝続けました。
翌日も引き続き体調がすぐれず、食欲もなく、午後の遅い時間にハチミツをぬった食パンを何枚か食べ、また夕方くらいに床に就きました。
次の日はようやくいくらか体調も回復し、動く気力もわいてきました。
食欲も元に戻ってきましたが、せっかくなのでとことん胃を休ませようと思い、健康的な空腹感を感じながらもその日は昼食を抜き、夕食だけ食べました。
さて、ここまでで一日一食が3日続いたことになります。
これをきっかけに、思い切って一日一食生活をはじめてみようと思い立ったわけです。
体調不良の原因は甘いものを食べすぎか、ただ単に食べすぎか、あるいは他に何か原因があるのかはっきりしたことはわかりません。
ただ、ゴールデンウィークというゆっくりできるタイミングで体調が悪くなり、なかば強制的に食べられなくなった一連の出来事は、私には向こうからやってきた食生活を変える絶好の機会としか思えず、この機会を逃すまいと、一日一食生活に突入しました。
一日一食生活を一ヶ月続けてみて
最近の食生活はこんな感じです。
朝:コーヒー&ときどき市販のフルーツジュース
昼:コーヒーor紅茶
夜:ガッツリモリモリ食べる
一日二食のころは朝起きたら毎朝快便だったのですが、一日一食にして便が出たり出なかったりするようになり、出ないと不快なので、排便をうながす目的もあり朝はコーヒーを飲んでいます。
それでも出ない日もあり、それがちょっと難点です。
私はもともとあまり水分を必要としない体質で、以前は食後に何か飲む程度でしたが、二食食べていたころよりも水分を多くとるようになった気がします。
ところで、一日一食と聞いて多くの人が気になるのが、おなかは減らないのかということと、栄養的には大丈夫なのか、といったことだと思います。
もちろんおなかは減ります。
とくに、はじめの数日はとてもおなかが減りましたが、それもすぐに慣れ、おなかが減っているのがふつうというか、おなかが減っていてもそれがたいして気にならなくなってきます。
「おなかが減っている→何か食べなくては!」という関連性がなくなるのです。
栄養的には大丈夫なのかどうか、今のところまだわかりません。
一日一食をはじめたころ、寝ているときに足がつることがよくありました。
足がつりやすいのはビタミン不足という話を聞いたことがあります。
栄養が足りていなかったと考えることもできますが、現在は足がつることは少なくなったので、はっきりしたことはわかりません。
一日三食や二食食べていたころは昼食を食べなければ元気がなくなったり力がなくなったりしていましたが、一日一食生活では、不思議と昼食を食べなくても元気がなくなることはなく、動く気力がなくなることもなく、体力的に何か問題があるようには感じません。
極論を言ってしまえば、食べ物を食べないで生きている不食の人がこの世には何人も存在しているわけですから、そもそも栄養が足りていないという心配は無用とも言えます。
もちろん、自分の体に違和感を感じていたり、体力的にしんどさを感じたりするならば無理せずに食べることが懸命だと思いますが、私はいまのところしんどいと感じることもないし、無理をしている感じもないので大丈夫だと思っています。
何よりも特筆すべきことは、一日一食をはじめてからというもの、不思議なことにあれだけ強かった甘いものを食べたいという欲求が格段に少なくなりました。
以前はハチミツやあんこをぬったパンや菓子パンなど甘いものを食べるとその快楽にどっぷり浸り、幸福感に満たされて、もっと欲しくなってしまうような感じでした。
ところがゴールデンウィークの一連の出来事のあと、一日一食にしてまもなく、甘いものを食べても快楽や幸福感は感じるものの以前よりあっさりしたものになってしまったのです。
そんなわけで、これまで好き放題していた間食もほとんどなくなりました。
私にかぎったことかもしれませんが、甘いもの断ち、砂糖断ちしたい人は一日一食はもしかしたら効果があるかもしれません。
空腹の時間が長くなり空腹に慣れてくると、余計なものを変なタイミングで胃に入れるのが気がすすまなくなり、どうせなら一食ちゃんとしたものを食べたいという思いの方が強く、それも間食しなくなった理由のひとつです。
間食は「小腹が減った」ときにしてしまいがちですが、朝起きてから夕飯まで何も食べないので、空腹ではあるのですが「小腹」は減らないのです。
一日二食より、一日一食にした方が間食がなくなるというのは不思議です。
一日一食に興味を持つ人の中には健康やダイエットの効果を期待する人が多いかもしれませんが、私は健康やダイエットには関心がありません。
私はたいてい健康なので一日一食生活をしたことで健康に効果があったかどうか、何か変化があったかどうかはっきりしたことは今のことろわかりません(笑)
少なくとも、以前より体調が悪くなったということはありません。
私はもともとやせ形で食べても太らない体質なのでダイエット効果もどうでもよいことですが、一日一食にしてからさらにガリガリになって見るからにやせ細ってきているのはまちがいありません。
そういう意味では、ダイエットしたい人にはおすすめです。
外見だけ見ると、「大丈夫か?」と心配する人もひょっとするといるかもしれませんが、大丈夫です!
本人的には健康です!ただやせてるだけです(笑)
いま現時点でわかったことは、人間は一日一食でも何の支障もなく生きていけるということです。
一日一食に慣れると、一日三食という習慣にとても違和感を感じるようになりました。
もし自分の横で三食食べている人を見たら、「なんで三食も食べてるの?」と異文化圏の人を見るような感覚になります。
自分が以前一日三食食べていたことが他人事のように不思議な感じがします。
一日一食生活の目的
健康にもダイエットにも興味がない私がどうして一日一食生活を続けるのか。
目的はただひとつです。
人は食べないでも生きられるという「不食」へのステップ、準備段階、途中経過です。
不食の本によれば、不食へのステップは、まず一日一食にできるかどうかがカギだと書いてありました。
一日一食になったら、その一食の量を徐々に無理なく減らして行き、「微食」にしていくのだそうです。
古い習慣をやめるのも、新しい習慣を身につけるのも、どちらにしても習慣を変えるには三週間かかると聞いたことがあります。
一日一食生活をはじめて一ヶ月以上経過したので、この食生活も習慣化されたのではないでしょうか。
今回は食べたい欲求を押さえこんでいるという感じでもないので、リバウンドはないような気がしています。
苦行のようにはならず体調に気を配り、無理なく続けて行くことを心がけつつ、このまましばらく一日一食生活を続けてみようと思っています。
関連記事:
一日一食を1年8ヶ月続けてわかった5つのことと一日一食をやめた3つの理由
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コメント
足がつるときはアキレス腱をしっかり伸ばしてから寝るとよかったかな。
まぁ、つる原因にもよりますから人それぞれでしょうけど。
排便は普通の人でも数日に一回出てれば便秘とは言わないそうです。
小食なら出すものがたまってないので出る回数が少なくなるのは当然ですね。
無理に出そうとして肛門に力を入れると痔になるそうなのでお気をつけて。
自然に出そうになったときに我慢しないで出すのが一番らしい。
体重が極端に減っているなら要注意ですね。問題なければ適正体重で落ち着くはずですから。
一日一食だと食事内容にも気をつけておかないと栄養が偏りやすくなるので、小さな異常も見逃さないように体の声をしっかり聞いておくことは大事ですね。
私は完全な一日一食はまだまだかな。
平日は仕事があるから一食だけど、休日は好き勝手に色々食べちゃってるしね。
丸大さん
いろいろとアドバイスありがとうございます。
はじめまして
vipassana瞑想についてお伺いしたいことがあります。日本のセンターを何度も利用
してブログにupしている方が他に見当たりませんでしたので答えていただけると有難い
です。
10日コースを取ったあとに、しばらく奉仕者として残ったのですが、かなり気になる
ことがありました。
まず、ATとコースマネージャーは民主主義的な職割り分担ではなく、身分制度のよ
うです。身分制度に自分を当てはめてしまうことは、仏教の無常観に反するのではな
いでしょうか。TeacherではなくAssistant Teacher としたところにも疑いを感じます。
これはゴエンカ氏がコース管理者を自分よりも下に置いておかないと気が済まない、
そして組織を身分制度で統制するということではないでしょうか。 要はゴエンカ氏の
支配欲を満たさんがための組織作りであると感じました。
次に、AT、奉仕者で何年にも渡ってコース運営に携わっている方々ですが、ちょっと
頭がおかしいのではないかと思いました。失礼なことを聞いたり、他人を怒鳴ったりと、
一般世間で生きていくのが難しいような方が揃っていて、他に受け入れてくれるところ
がないのでセンターに頻繁に訪れているのではないかと思いました。センターは常に
人手不足で多少難有りでも受け入れているようですが、如何なものかと思います。
ほまれさんはどのように感じられましたか。
誠さん
日本には Assistant Teacher だけでなく、Teacher も何人かいらっしゃると聞いたことがあります。
一般社会でもいろんな人がいるように、瞑想センターでもいろんな人がいるのはふつうのことだと私は思います。
はじめまして。
一日一食仲間ですね。
共に頑張りましょう。
コメントありがとうございます。
夕食のみの「1日1食健康法」を実施していると「職場で昼食を食べない」ために「職務放棄とみなされ減給処分などの冷遇をうける」、「昼食をしながら仕事の打ち合わせなども行うため不愉快扱いされ職場にいられなくなる」、「昼食を抜くため職場で仲間はずれにされる」のでいっそのこと「午前はA会社、午後はB会社のダブルワーク」などの苦労が発生。
「午前と午後でダブルワーク」のため「非正規のパートで働く時間もお昼に移動時間が必要なため労働時間が6時間から7時間しか働けない短時間勤務となり収入は普通の人より少ない苦労を抱える」。夕食のみの「1日1食健康法」を実施するためには「労働時間が短くなる」、「お昼に別の会社に移動する時間が発生する」、「午前と午後で別会社でのダブルワークのため正社員につけない」など「大変苦労します」。「健康を手に入れるには大変な試練を受けなければなりません」。厚生労働省が「いい加減な健康法」の「1日3食」を強制し「ごはんを残してはいけません」と洗脳することで「世間のみんな」から「1日1食実施者」は「非国民扱いされ大変苦労しています」。「1日3食」は権力者が「お金儲け」の目的でつくった「システム」で「健康を考えていません」から「病院」ができたのです。「1日1食」は風当りが大変強く、「厚生労働省の敵」ですが、「少数派の支持者が1人でも存在する限り」「生存できるよう」に「社会システムを作ってください」。「昼食を抜く」ことで「正午になるといやがらせを受けることをさける」ため「午前中はA会社で勤務して、午後はB会社で勤務するダブルワーク」をするため「職場を2つに分ける必要がある点」と「お昼の移動時間が余分に発生する点」で「8時間勤務が難しくなり6~7時間勤務となる点」、「正社員になれず非正規で働くしかなくなる点」、「給料が非正規で少なくなる点」を考慮してほしい。
「日本では権力者の敷いたレールからはみ出す者がどれだけ苦労するか」、「権力者のシステムが合わない者がどれほど苦労するか」を真剣に考えてくださいね。「一様の社会づくり」が「どれだけの人を苦しめているか」も。「~をしなければならない」が「いかに迷惑か」を。「自殺大国ニッポン」を作っているのは「様々な制度、規則、法律」なのかもしれませんね。「偉そうに規則に従いましょう」と言っているが「規則」こそ「最大の悪」かもしれませんね。「東京大学名誉教授」の「加藤寛一郎先生」のあり難い著書「1日1食減量道」、読んでみてください。「1日3食」は「病気をつくるもの」。「がん」は「病ダレ」に「口が3つ」。「1日3食」が「癌の原因」、「病気の原因」と「先人」が伝えています。
・不食は「ソマチッド理論」です。
不食はパキスタンに1人、インドに2人います。1日1食、2日1食はできるが不食は至難の業です。