ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【内装-1】

記事内に広告を含む場合があります。

image

壁パネルと屋根ができたら、次は一刻も早く住める状態にするために内装にとりかかることにしました。

スポンサードリンク

壁に断熱材を入れる

内側に壁を貼る前にまずすべての壁に断熱材を入れます。

冬を少しでも快適に過ごすためには、断熱材を入れないという選択肢は考えられません。

壁の断熱材にはグラスウールを使用。

ちなみに、床にはカネライトフォームというボードタイプの断熱材が入っています。

参照: ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【土台・床】

さて、ホームセンターには厚さが50mmと100mmのグラスウールがありました。

いろいろ調べてみると50mmだとちょっと頼りない気がしたので、より断熱性能が高いであろう100mm厚のものを入れることにしました。

壁の厚みは2×4材分の89mmなので100mmだと少しはみ出ますが、壁を貼るときに強引に圧迫すれば問題なさそうです。

これが良いのかどうかわかりませんが、壁の中は断熱材でパンパンになりました。
image

使用したマットエースは、一枚の長さが2740mmあるので、枠の長さに合わせてハサミでカットして入れました。

小さな枠のところには切れはしを詰め合わせて入れれば、余りも出なくてちょうど良いです。
image

ちょっとしたすき間にはいらなくなった衣類や布を詰め込んで、断熱材代わりにしてみました。
image

いらないけど捨てるのはもったいない衣類なども、こうして家の一部になってくれるなら心置きなく使えます。

屋根にも断熱材

壁と同様に屋根にも断熱材を入れました。

一般的に屋根の断熱は、冬に室内を保温するだけでなく、夏の日差しの熱を遮断する目的もあるそうですが、この家の場合は夏は木陰ができるので日差しの心配はいりません。

ただ、この家は天井裏がないので、冬は室内の温かい空気が上にあがって放熱してしまうし、外気との温度差が家のなかでももっとも高くなり結露などの不安が残るので、断熱はしっかりすることにしました。

屋根の断熱材は壁と同じ100mm厚のグラスウール。
image

なんと偶然にも、マットエース一枚の長さと室内側の屋根の長さがほぼぴったりで、切らずに一枚をそのまま使うことができました。

内壁

断熱材を入れたら内壁と天井を貼ります。

内壁は防火のことを考えてすべて石膏ボードを貼りたかったのですが、石膏ボードは端材が出ると処分に困るので、窓がある面などは合板を貼りました。

合板の厚みが12mm、石膏ボードが9.5mmなのでちょっと段差ができますが、まあ仕方ないです。
image

それでも石膏ボードの端材は多少は出てしまい、それらはすべて壁の中のすき間に詰め込んでふたをしました。

こんな処分の仕方は自分の家だから出来ることです(笑)

天井

天井は5.5mmのラワン合板を貼りました。
image

ひとまずグラスウールにふたをして、それなりに強度が出て、そのまま内装の天井としても使えそうなものを選んだ結果です。

12mmの合板や石膏ボードにくらべ軽いものの、それでも天井を一人で貼るのは一苦労で、ベニヤを動かないように片手で固定して支えながらビスどめをしていると、すでに寒さのこたえる季節なのに、暑くて汗ばんできて肌着一枚になるほどでした。

最終仕上げ

さて、断熱材を入れすべての壁を貼ったら、いよいよ内装の最終仕上げ。

内装の仕上げに選んだのは、しっくいです。
image

しっくいを使った理由は、壁が白いと全体に光がまわって明るくなるし、心もすっきりする感じがするので、部屋の壁は白がよかったというのがまず一つ。

あと、しっくい塗りは前に一度経験があったので、私にとっては身近な材料だったというのもあります。

現在、しっくい塗り進行中です。

内装は意外なほどに時間がかかり、なんだかんだで年も明けてしまいました。

内装の続きは、また別の機会に。

前回の記事

ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【壁パネル-2】

次回はこちら


ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【ドア・窓】

電子書籍になりました

コメント

  1. 平賀 敬 より:

    初めまして。こんばんは。
    僕は妻とドライフラワーと木工のお店をしています。インターネットでロフト付きの小屋を僕も自分で建てたいのですが、費用は総額で200万円しかありません。勝手ながら写真を見せていただきました。総額でこの片流れの屋根のロフト付き小屋はいくらで建てられたのでしょうか?
    ご相談にのっていただけないでしょうか?是非よろしくお願いいたします。

    • Homare より:

      平賀さん
      かかった費用は計算していないので具体的な数字はわかりませんが、100万円は超えてないと思います。
      200万円あったらもっと広くできて、材料にもこだわったりできると思いますよ。

  2. 平賀 敬 より:

    早々のお返事ありがとうございます!ご回答ありがとうございました!また大変失礼ですが木材資材等購入はホームセンター又は工務店とどちらが良いですか?初心者的な質問ですみません。後、屋根部分はハシゴだけで作れるのでしょうか?Homareさんの参考に私もロフト付き小屋を作らせて頂きたいです。わからない事、ご迷惑お掛けしてすみませんが教えて頂けますか?

    • Homare より:

      平賀さん
      資材の購入は、2×4などの材はホームセンターのほうが価格は安いと思います。
      あらかじめ設計図がしっかりとあって、本数や長さ形状などがはっきりしている場合は、製材所や工務店にお願いすればまとめて持ってきてくれるかもしれません。
      私の場合は、少しずつ資材を買ってきては、かついで山の中に運び込むような感じでしたので、必要な時に必要な量をすぐに買いに行けるホームセンターが使い勝手が良かったです。
      屋根は脚立一つだけでなんとかつくりました。
      私でわかることはおこたえしますので、お気軽にご質問ください。

  3. 平賀 敬 より:

    Homareさん
    お忙しい中、毎回早々にご回答ありがとうございます!
    前後8190×左右5460のロフト付き片流れの小屋を建てる計画です。
    敷地の都合で左側ロフトにして片流れ右側が低くい形になります。
    質問です。屋根に渡す垂木ですが2×4の12fの厚さと幅がほぼ同じ位の6370ミリの垂木を使用したいのですがホームセンターには無いのですが製材会社でその長さはあるのでしょうか?いつも初歩的な質問ばかりですみません!追伸、ガラス屋さんのご紹介頂けますか。よろしくお願いします。

    • Homare より:

      平賀さん

      製材やさんにどんな材があるかまでは私にはわかりません。
      直接問い合わせてみてはいかがでしょうか?

      平賀さんは岡山の方ですか?
      ガラス屋さんは岡山県内ですが、詳細な場所などの紹介は申し訳ないですがこのコメント欄ではできません。