耕作放棄地の笹やぶを人力で開墾するときの必需品

記事内に広告を含む場合があります。

nokogirigama

私が今テントをはって暮らしている土地は、かつては棚田として利用されていたいわば耕作放棄地。

この土地には長年放置されていた間に繁殖した笹が生い茂り、今は笹やぶと化しています。

この笹やぶを開墾すれば、それだけ私たちの生活スペースが広がるというのが現在の状況です。

スポンサードリンク

笹やぶの開墾はまず笹を刈ることからはじめます。

草刈りのように容易くはありませんが、これは刈り払い機で地道に刈り拡げて行くことができます。

スペースを広げるだけならこれでOKですが、そこを耕したり穴を掘ったりする場合、なかなか一筋縄では行かなくなってきます。

笹は竹のように地下茎で繁殖するので、笹やぶだった土地には縦横無尽に地下茎がはりめぐらされています。

これがとても厄介なのです。

地下茎は繊維が強く丈夫でなのでスコップや鍬では歯が立たず、それだけではとても開墾できません。

はじめはスコップで地下茎のまわりの土をどけノコギリやナタで切ったりしていましたが、土には石が混じっていることもあるので、刃を痛めてしまわないように気を使う必要もあり、いまいち作業がはかどらない感じがしてました。

もっとよい方法はないかと検索してみたところ、笹やぶの地下茎を処理するのにもってこいの道具があることがわかりました。

それが、のこぎり鎌です。

のこぎり鎌を地面にさして地下茎に引っかけて上に引くと、細いものならわりと簡単に切ることができます。

多少太くても、力強く何度か繰り返せば切れます。

コツをつかめばのこぎりなどよりもよく切れるし、石があってもお構いなしです。

この切れ味には感動しました。

まさに適材適所。

それぞれの作業に適した道具というものがあるものです。

土を掘り起こしたいときは、まず地表近くの地下茎をのこぎり鎌で切っていけば、スコップが土に入るようになります。

あとは地下茎が出てくるたびにのこぎり鎌で地道に切っていけば、深くも広くも開墾をすすめていくことができます。

ちなみに、上の写真ののこぎり鎌は100円ショップの園芸コーナーで買ったものです。

結構ハードな使い方をしていますが、意外にもまだ壊れる様子はありません。

最初は半信半疑で使いはじめてみましたが、今では笹やぶの開墾には欠かせないものになっています。

シェアする

フォローする