ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【内装2-しっくい・畳】

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小屋作りの内装もだんだん完成に近づいてきました。

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部屋の壁はしっくい仕上げ

これまでの記事でも何回か紹介していますが、小屋の室内の壁はしっくいをぬりました。
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昔ながらのしっくいは主原料の消石灰に、海藻のりと麻すさなどの繊維を混ぜて作るみたいです。

材料にこだわるなら、それら必要なものを自分で用意して調合して作る方法もありますが、私はホームセンターで売っていたものを使いました。

ちなみに私が選んだしっくいはこちら。
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富士かべ。

DIYや日曜大工向けのビニールのパッケージに入ったものが並ぶなか、このしっくいだけ紙パッケージ。

さらに他のものは最高でも一袋10キロでしたが、これだけ20キロ入り。

このパッケージと存在感が本格的な感じがして、いわゆるレコードやCDの「ジャケ買い」みたいな感じで、 なんか良さそうと思い迷わずこれを選びました。
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しっくいを塗る前にすべての窓枠にマスキングテープを貼ります。
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壁は石膏ボードのところと合板のところがあり、どちらも直接しっくいを塗りました。
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石膏ボードは塗りやすく一度塗りでもきれいに仕上がりましたが、合板は場所によって白いしっくいが黄緑色に変色してしまい、何度か重ね塗りが必要でした。

聞いた話によると、木に含まれているあぶらが浮き出てきているんだそうです。

材料に海藻が使われているからか、しっくい作業中は山の中なのに磯の香りがぷんぷんしていました。

しっくいを塗った面積が増えていくと、どんどん部屋らしくなってきます。

最後に嫁さんが余ったしっくいで、細かく砕いたガラスを埋め込んで壁に模様を描きました。
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暗かったのでライトアップしています。

使ったしっくいは全部で4袋(80キロ)。

思った以上に使いました。

しっくいは塗るよりも練る方が時間もかかり、体力も使いますが、どちらもなかなか楽しい作業でした。

床には畳を敷く

さて、しっくいを塗ったら次は床を仕上げていきます。

壁や窓だけ見るとこの小屋は洋風な感じですが、床は畳を敷きました。

この土地に移住する前、まだ週末通いをしながら準備を進めているときのこと。

近所に見つけた畳屋さんの前を車で通りかかるたびにチラチラ見てチェックしていたところ、ある日店先に何段にも積み重なった古畳があるのを見つけました。

この期を逃すなとばかりにすかさず訪ねてみると、持っていってくれるならこっちも助かるということで、意外にも簡単にほしかった古畳が手に入りました。

親切にもどこの誰かもわからない私に、古畳を運ぶのに軽トラまで貸してくれました。
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畳はひとまず道端にすべて下ろし、軽トラを返して戻ってきてから山の中に運びいれました。

もらった古畳は全部で16畳分。

これをすべて一人で山の中に運ぶのはさすがにちょっとしんどかったです(笑)
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まだ小屋をつくりはじめる前だったのでこの場所で数ヵ月間、ブルーシートをかけて保管していました。

その間にカビがはえてしまいましたが、比較的きれいなものを選んで念入りに水ぶきして、天日に干してから、まだ窓のついていなかった風通しのよい建築中の小屋のなかにしばらく積み上げておきました。
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早く住めるようにするために、しっくいを塗り終わったところから順々に畳を敷いていきました。

これはロフトが完成したときの写真。
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小屋に住みはじめた当初はこんな状態でした。

畳は捨てるために3分割に切ってあったので、切り口をテープで貼り付けています。

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4枚並べるとほんの数センチ大きくて入らないので、すべてピッタリはまるように余分な分はカットしました。

畳の切断はカッターナイフでもできますが、ジグソーを使えば速くて簡単にできます。

畳のよいところは、まずDIYで家を作るにあたってただ敷くだけで床ができる手っ取り早さ。

しかも古畳ならタダです。

畳はそのままゴロゴロできるし、冬でも床が冷たくないし、かといって夏も快適。

この小屋の床には断熱材が入っていてその上に畳をしいているので、独立基礎で床下が吹きっさらしでも冬の今もぜんぜん冷気が上がってきません。

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しっくいもすべて塗り終わり、畳も全面敷き詰め、また一段と家らしくなってきました。

まだまだ続きます。

前回の記事

ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【ロフト】

次回はこちら

ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【ロフト階段】

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コメント

  1. のりのすけ より:

    のりのすけです(*´∇`*)

    だいぶん小屋が出来上がって来て何よりです(`・д・)σ ネッ

    奥さんのガラスの飾りも素敵゚+.゚(´▽`人)゚+.゚ですね

    合板の上に僕は珪藻土を塗った経験がありますが、下地にシーラーをベタベタ塗って乾燥させてから塗らないと、合板からヤニがしみ出てきますよ。(>_<;

    あと、古畳自体を壁に並べて断熱材にする人もいますよ、他には古畳を崩して土壁の藁すさの代わりにする人も多いですね(っ´∀`)っ

    まだまだ使える資源っていっぱいありますよね(つ∀<。)キャハッ♪

    • Homare より:

      のりのすけさん

      自分も知り合いの家作りを手伝った時に、壁の中に古畳を切って入れて断熱材にしてました。

      まだ古畳は余っているので何かに有効活用したいです。