粗大ごみとして捨てられた自転車を自分で修理して、なんと無料でもらってきました。
一度捨てられたものをまたこうして再利用するのは、なんだか嬉しい気分になります。
私が行ってきたのは、兵庫県西宮市のゴミ処理場、西部総合処理センターの中にあるリサイクルプラザというところ。
ここでは、粗大ごみとして出されたけどまだ使える電化製品や家具などが展示してあり、ほしい人はその場で持ち帰ることができたり、自転車を自分で修理して無料でもらうことができます。
大阪は箕面にあるゴミ処理場にも同じように粗大ゴミをもらえる、市民工房リサイクルセンターというところがあり、そこには前に一度行って電気ストーブをもらってきたことがあります。
数ヶ月前、今度は自転車をもらおうと思いふたたび行ってみたところ、なんとリサイクルセンターは閉鎖されていました。
あんなすばらしい場所が閉鎖され、残念に思った人は私だけではないはずです。
私は自転車を持って帰る気満々でしたのでそう簡単にはあきらめきれず、ほかにもリサイクル自転車をもらえるところがないか探してみて見つけたのが西宮市のリサイクルプラザです。
同じような施設は全国でもそんなに多くなさそうで、車でそれほど遠くないところにまた見つかったのはラッキーです。
リサイクルプラザには毎朝15台の自転車が用意され、その中から自分がほしい自転車を選ぶことができます。
ちなみに私が行ったのはお昼過ぎで、まだ12台残っていました。
ここにあるのは自転車だけでなく、自転車の部品、工具、ウェス、軍手など修理に必要な道具類がひと通りそろっています。
修理のやり方はスタッフの人が手とり足とり教えてくれるので、何をどうしたらよいのかわからない人でも安心です。
基本的な作業は、金ブラシを使ってサビ落としたり灯油で磨いたりして全体を掃除をします。
たいていの自転車はパンクしているので、パンク修理もほとんどの場合やることになると思います。
そのほか、私が選んだ自転車はスタンドの調子が悪かったので、別のスタンドと交換してくれました。
整備済みの自転車を有料で販売している施設もありますが、ここでは整備のやり方も覚えられるし、おまけに無料でもらえるので一石二鳥です。
しかも西宮市民に限らず誰でももらえるので、関西で中古自転車を探している人なら少しくらい遠くても行ってみる価値があると思います。
こうして再利用すればゴミも減るし、もらう人は新たに消費することなくはお金をかけずにほしいものが手に入るし、良いことしかありません。
まだ使えるものは廃棄されるよりも使われた方がもちろんいいわけで、全国どの地域のゴミ処理場でも粗大ごみを自由に持って帰れるようにしてほしいですね。
ちなみにもらった自転車は、来月予定している移住先で使うつもりです。
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