屋根付きウッドデッキ完成!パレットを使った簡単な作り方

記事内に広告を含む場合があります。

P_20170924_141838

小屋の建築当初から予定していたウッドデッキがようやく完成しました。

スポンサードリンク

ウッドデッキをつくった場所は小屋の南西側。

我が家では洗濯物干し場になるくらいの日当たりの良い場所です。

ウッドデッキは屋根があるのとないのとでは耐久性が大きく変わってくるので、ウッドデッキをつくるなら屋根は必ずつくろうと考えていました。

というわけで、ウッドデッキをつくる前に、まずは屋根の製作から取り掛かりました。

数か月前に、玄関と屋外キッチンに屋根をつくりました。

参照記事:玄関&屋外キッチンの外付け屋根をポリカ波板でDIY

この屋根をつくる段階で、ウッドデッキの屋根をどんな風につくるかもすでに私のあたまの中にありました。

P_20170507_124644

ウッドデッキをつくったのはこの写真のちょうど洗濯物が干してあるあたり。

つまり、新たに屋根をつくるのは洗濯物の上あたりということになります。

ウッドデッキの屋根

屋根のつくり方は屋外キッチンの屋根と同じです。

まずは建物に2×4材を直接固定して、軒桁を張り出します。

P_20170623_134659

軒桁を支える柱を立てるためにもらいものの束石を使うことにしましたが、羽子板も穴も何もなく固定ができません。

P_20170615_173703

柱をただ上にのせるだけでは横滑りしてずれないか心配なので、どうやって固定しようかあれこれ考え、結局最終的には尖ったハンマーで地道に砕いて穴をあけました。

P_20170623_132225

柱の上下端には固定しやすいように簡単なホゾをつくりました。

P_20170623_132856

P_20170623_134215

柱が立ちました。

P_20170623_134939

柱は前回と同じで、この土地で伐り出してきた広葉樹を使っています。

軒桁ができたらキッチンの屋根から垂木をわたします。

P_20170623_183029

垂木をわたしたら、次は波板を固定するための桟木を取り付けます。

壁際は屋根の高さに窓がかかるので、窓をかわすために一本の垂木ではなく適当な廃材を壁に直接固定して桟木を取り付けました。

P_20170625_165854

P_20170625_165849

屋根材はキッチンの屋根と同様ポリカ波板を使用。

P_20170626_094331

壁際は窓が開閉できるように少しすき間をあけておきました。(写真奥の窓が屋根にかかっています)

P_20170830_171102

しかし、雨が強いと結構振り込むので、あとになって窓以外の部分を余っていた廃材の波板でふさぎました。

P_20170830_180810

屋根のてっぺんはポリカ波板をカットした余りの廃材を使うことにしました。

P_20170626_112650

これをバーナーであぶり、やわらかくして折り曲げます。

P_20170626_115250

屋根のてっぺんにこんな感じでかぶせます。

P_20170626_133127

これで屋根が完成しました。

P_20170626_094154

その後、何度か大量の雨が降った時に屋根から流れ落ちた水で屋根の下も水浸しになってしまうことがあったので、屋根に雨どいをつけることにしました。

雨どいには竹を二つに割って、節をくりぬいたものを使います。

P_20170913_130708

ホームセンターで買ってきた雨どいを固定する金具。

P_20170913_135445

これは雨どいの規格サイズに合うようにつくられているので、当然のことながら適当なサイズの竹にはフィットしません。

なので、強引に折り曲げて幅を縮めて針金で固定しました。

P_20170913_135343

竹を長めにして、雨水はウッドデッキの前にあるマコモを栽培している湿地に流れ落ちるようにしました。

P_20170913_135604

ウッドデッキの作り方

続いてウッドデッキの製作です。

ウッドデッキをつくる場所はいままで通路になっていたところなので、いつも歩いている部分がへこんでしまっています。

このままではへこんでいるところから雨水が侵入し、ウッドデッキの下に水が溜まってしまうので、まずは場所の整地をしました。

P_20170906_131939

家の裏から土を削って一輪車で運ぶということを繰り返し、雨水が流れ込まないようにまわりより少し高くなるくらいに土を盛って整地しました。

P_20170906_143147

整地が終わったらウッドデッキの基礎部分に取り掛かります。

まずは必要な場所にコンクリートブロックを適当に置きます。

私はもう少し高さがほしかったので、丸太の束を入れて高くしました。

P_20170910_142912

水平は、まず一カ所基点を決めて、そこから長い木をわたして水平器でそれぞれの水平を取っていく方法を取りました。

はじめに水平を見て必要な高さをはかり、それに合わせて束の長さを決めているので、写真ではどれも同じように見えるかもしれませんが、一つ一つ微妙に丸太の長さが違います。

ちなみに、束にはヒノキの間伐材を使用しています。

近くの山で切り捨てられていたものををこっそり拾ってきました。

ヒノキは湿気にも強く耐久性があると聞きますが、念のため雨にあたりそうな外側だけ防腐対策としてエンジンオイルの廃オイルを塗りたくっておきました。

P_20170910_144347

基礎部分はこれでOKです。

ウッドデッキをつくることは前々から予定していたので、これまでそこかしこでウッドデッキを見るたびにどんな作り方をしているのかチラチラ見て、参考にしてきました。

ウッドデッキには決まった作り方はなく、人によっていろいろなやり方で作っているようです。

今回私がつくったやり方は、フォークリフトなどで荷物を載せて運ぶ木材パレットを使いました。

P_20170910_155049

いつも我が家に遊びに来る世話焼きじいさんが、地元のなじみの会社でパレットを譲ってくれるところがあるけどいらんか?と声をかけてくれて、これはウッドデッキに使えそうだと思い引き取って保管しておきました。

一枚500円でしたが、大型で重量もあり、作りもかなりしっかりしていてウッドデッキの土台には申し分ありません。

大きさは約104cm×200cmくらいで、コンパネよりひとまわり大きいです。

このパレットを3枚使用しました。

P_20170910_173306

基礎の上にただ置くだけでウッドデッキの土台ができてしまうので、パレットを使う方法はかなり手っ取り早く、誰でも簡単にできます。

ヤフオクなどでも数百円でパレットが売っていることもあるみたいなので、興味がある人はのぞいてみるといいかもしれません。

さて、もちろんこれで完成ではありません。

今度はパレットの上に板をはり、床をつくります。

当初は1×4材、あるいはスギの野地板をホームセンターで買ってきてはりつけようかと考えていたのですが、ちょうどウッドデッキをこれから作ろうというタイミングで床に使えそうな廃材が手に入りました。

廃材はもともと古い家の床の一部だったもので、ちょっと薄汚い感じだったので軽くサンダーで磨きました。

P_20170920_165317

今回手に入った廃材だけでは足りなかったのですが、いっそのことすべて廃材をはりつけてしまおうと思い立ち、ブルーシートの下に保管してあった廃材で使えそうなものを選別したところ、ちょうど足りるくらいの量を用意することができました。

P_20170920_165259

これはドッグランの柵として使われていた廃材で、以前大量にもらって来たものです。

ちなみにこの廃材は、橋の手すりに使用したり、、

P_20170830_152557

参照記事:小屋のまえの川に石垣を積んでDIYで橋をかける

すべり台に使ったりと、かなり重宝していました。

P_20170726_133938

参照記事:子どもの誕生日に廃材で手づくりしたすべり台をプレゼント

今回のウッドデッキでほとんど使い切りました。

廃材の床はサンダーで磨いたあと、木部保護塗料を軽く塗っておきました。

P_20170923_084846

パレットの雨があたりそうな部分には、エンジンオイルの廃オイルを塗りたくっておきました。

P_20170920_165454

他の塗料でもよいのですが、廃オイルがいっぱいあるので、使える場面でどんどん使って減らしたいのです。

これで屋根とデッキすべてが完成しました。

P_20170924_141910

屋根はポリカ波板やツーバイ材を使っているのでいくらかお金がかかっていますが、ウッドデッキは廃材やもらい物ばかりで、かかったお金はパレット代の1500円くらいです。

何を製作してもそうですが、ずっとあたまの中だけにあったイメージがこうして現実に形になっていくのは何とも言えない充実感があり、なかなか出そうで出なかったウンチが出たときのようなスッキリ感があります。

我が家は家が狭いので、これだけでも床面積が増えると家での過ごし方がまた少し変わりそうです。

子どもも安全に遊べて、家族みんなでのんびりまったりできる居心地のよいスペースがまた増えました。