山暮らしのゴミ処理。紙ゴミはロケットストーブの立派な燃料

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人里はなれた山の中に小屋を建てて暮らしていると、ゴミはどう処理しているのかと聞かれることがたまにあります。

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我が家の場合は、可燃ごみやプラごみ、カン、ビンなど分別し近くの集落のゴミ捨て場に仕事に行くついでに捨てています。

集落のゴミ捨て場は誰でもゴミを捨ててよいというわけではなく、組合員というか、ゴミを捨てる権利のある人だけが捨てることができます。

我が家では、はじめに区長さんに話をして、お金を払ってゴミ捨て場の使用権を得ました。

可燃、不燃のゴミ袋は地元のスーパーなどで購入します。

これはどこの地域でもだいたい同様だと思いますが、最初に驚いたのが、ゴミ袋に名前を書く欄があることです。

どんなゴミでもゴミ袋に入れて出すごみは、ゴミ袋に記名することがこの地域のルールになっています。

名前を書くことでちょっとした緊張感があり、分別も適当にやるわけにはいきません。

プライバシーが気になる人にはちょっと抵抗があるかもしれませんが、ひとり一人が自分の出すゴミに責任を持つようになるので、個人的にはこれはとても良いルールだと思います。

少し話がそれましたが、そんなわけで、地域のゴミ集積所にゴミを捨てるという点では我が家も世間一般的な暮らしと同じです。

ただ、紙ゴミだけはゴミ出ししないで自前で処理しています。

紙ゴミは庭先で焼却する家も田舎ではめずらしくないですが、ロケットストーブで煮炊きする生活をしていると、紙ゴミはただ焼却するのではなく、立派な燃料になります。

紙にもよく燃えるものと燃えにくいものがあって、ダンボールはよく燃えるので着火に重宝します。

ネットで買い物したりするとダンボールに入って送られてくることが多いので、たいていいつもストックがあるのですが、ごくたまになくなってしまったときはわざわざスーパーでもらってきたりすることもあるくらいで、そこまでするとゴミというよりむしろなくてはならない燃料です。

カタログや商品のパッケージ、折り込み広告などのようなインクがべっとっりでつやつやした紙はダンボールなどに比べると燃えにくいので着火にはむきませんが、火がついているところに放り込んでいけば火力の足しになります。

ときどきポストに届くダイレクトメールの広告。

封もあけずにそのままゴミ箱行きになることも多々あると思います。

何も興味がなければ、私にとってその広告は紙の無駄に思えてしまい、ゴミが送られてきてゴミが増えることにやるせない気分になりますが、それが燃料として使えれば少なくとも資源の無駄にはならず、有効活用できた感じがして嬉しい気分になります。

紙は高火力ですが瞬発的で火が持続しないので火加減の微調整はやりにくい反面、ちょっとだけ強火がほしいときは最適な燃料です。

料理をしながらだとちょっと忙しいですが、次々放り込んでいけばひたすら強火がつくれます。

薪を使わず、ほとんど紙ゴミだけでやかんいっぱいのお湯を沸かしたときは、何とも言えない充実感があります。

本来ならただゴミとして捨ててしまうものがエネルギーになり、お湯が沸かせてしまうんですよ!

無駄がなく、すべてが上手くまわっている感じが最高です。

そんなわけで、我が家では紙ゴミは燃料として使っています。

どんどん燃やして、お湯を沸かしますよ~!


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コメント

  1. うり坊 より:

    紙はエネルギー資源!本当にそうですね。私の場合、裏が書けるものはメモ用紙にしてから、薪ボイラーの火つけ時に使っています。

    ついでに誉さんにお知らせですが、私がここに移り住んでから撮った写真を整理するために、私もブログをはじめました♪
    整地から始まった小屋作りから今に至るまで投稿しましたので、見ていただければ嬉しいです。