若杉友子さんの本を読んで考えた「バランスの良い食事」

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自炊用の米をシェアしている同居人が玄米(30kg)を買ってきたことで、先月から玄米生活をしています。

これをきっかけに、最近「食事」について考えることがありました。

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私は食に対してこだわりがなく、あれが食べたいこれが食べたいといった欲求もたいしてありません。

もちろん、おいしいに超したことはないですが、基本的にはマズくなくて、空腹が満たされるなら何でもOKです。

とはいえ、栄養バランスのことはつねに頭の片隅にあって、いろんな野菜を食べた方がいい、とかタンパク質は何から摂るか、といったこともいちいち考えてしまい、私が何を食べるかの判断基準になっています。

少しずつ考え方は変わってきてはいるものの、「1日30品目」という言葉があるように、バランスの良い食事とは、「いろいろなものをバランス良く食べなければいけない」という、子どものころから教えられてきた現代栄養学的な強迫観念が私の頭にはまだしつこくこびり付いています。

今回、そこからまた少し自由になる後押しをしてくれたのが、若杉ばあちゃんの愛称で親しまれている、若杉友子さんのこちらの本です。

同居人が人から借りてきたと言って、そのままキッチンに置きっぱなしになっていて、食事のたびに目にしているうちに何気なくパラパラ読んでみると、今の私の興味の対象でもある玄米食や食事の栄養バランスのことも書いてあって、意外にも読み入ってしまいました。

玄米は完全栄養食!?

私はいっそのこと、一粒食べれば10日は飢えがしのげるというドラゴンボールに出てくる仙豆のように、とりあえずこれさえ食べていれば健康に生きていけるという食べ物がもしあれば、いろいろ食べる必要もないし、わかりやすくていいと思うことがあります。

その点、玄米は栄養価が高く、完全栄養食とも言われていることは知っていましたが、玄米だけで本当に大丈夫なんだろうか?という気持ちもありました。

これに関して、若杉さんはこう書いています。

玄米の栄養は白米の4倍もあるといわれ、タンパク質や炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。人間に必要とされる栄養素の大半を玄米だけでとれるのです。まさに完全栄養食といえます。現代栄養学がとなえる1日33品目など必要ありません。あれこれ食べなくても、玄米を食べるだけで、ほとんどの栄養素がとれてしまうのです。

まさに、私が待ち望んでいたような言葉です(笑

これなら、玄米だけ食べていても大丈夫そうですが、実際やってみたところ早くも3日目にして飽きてしまい、ほかの物が食べたくなってしまいました。早すぎ?(笑

でも、これによって、これが食べたい!という食事に対しての自分の積極的な欲求を発見することができたことがひとつの収穫でした。

私の今の食生活は、朝は食パンとコーヒー、昼はごま塩ふりかけ玄米と漬物、夜は玄米、漬物、簡単なサラダ、納豆or豆腐で落ち着いています。

今は暖かい季節なのでこんな感じですが、冬になったら、サラダが汁物に変わると思います。

ちなみに、若杉さんの本では、パン食と市販の納豆はすすめてませんし、この私の食生活はぜんぜん本に書いてあることを実行していないので、参考にしないでくださいね。

一汁一菜

私が若杉さんの本に共感を得たのは、食事は「一汁一菜」で十分とい点。

私の好きな詩でもある宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の中に、

一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ

という一節がありますが、私にとってはこれが、最低これだけあれば人は健康に生きていけるというひとつの指標になっていて、まさしく「一汁一菜」なのです。

これまでは、本当に栄養は足りているんだろうか?という不安が少なからずありましたが、若杉さんの本をきっかけにそんな不安もなくなりそうです。

お米のパワー

さらに、若杉さんはこの本で、「お米」を食べることの重要性を力説しています。

現代栄養学いいというタンパク質中心の食事をやめて、日本古来のごはん中心の食事にすれば、自然治癒力が高まり、身体本来の力がどんどん目覚めていくのです。

いわれてみれば、日本人は、お米が「主食」というくらいですから、食事の全体量の中でもお米の割合がもっとも多いのが自然なはずですが、今の時代はおかずが主体になっている食事がほとんどです。

私はここ半年くらい、おかずはそれほど多くなく、その分ご飯をもりもり食べるという食事スタイルになんとなくなっています。

この前の冬場は、やたらご飯(白米)ばかり食べていた記憶がありますが、体力仕事だったので今から思えばちょうどよかったのかもしれません。

そのおかげか、今の生活を始めてから、一度も体調を崩していません。

若杉さんがお米の力を信頼しているのは、こんな言葉からもうかがえます。

私はお米と塩と水があれば、生きていける人間です。

わかりやすくていい!!

私の求めていた、これさえ食べていれば生きていける、の答えがここにありました。

この一文だけでも、この本を読んだ価値がありました。

肉を食べるということ

さて、最後に、本のタイトル「長生きしたけりゃ肉は食べるな」に関連して、肉食について少々。

私は野菜は欲しますが肉は食べていなくても欲しくならないので、自炊ではあえて肉を食べることはありませんが、外食するときや買ってきたものを食べる時などは、肉入りを選択肢からはずすこともなく、その時食べたかったら食べます。

そのほか、人によばれて食事をいただく時なども、肉入り肉なし関係なく、何でもありがたくおいしくいただきます。

つい数日前も、会社で七輪で炭火焼肉をやり、上等な肉をたらふく食べさせてもらいました。

基本的には、自分に用意された食べ物は、自分に必要な食べ物だと思っているので、もし自分に本当に肉が必要なければ、自分のために用意されることもないはずです。

今現在、日常的には玄米菜食生活をしていますが、これは自分で意識してやっているわけではなく、ごく自然な流れでそうなっている、という感じです。

ここは私が強調したい部分です。

いろんな知識にまみれて、自分であれこれ判断し、いろいろ制限したりしなくても、本当に自分に必要であれば、“自然な流れで現実がそうなってくる”と私は思います。

コメント

  1. ちさと より:

    若杉ばぁちゃん元気だ~♪

    肉食が増えたけど、私に必要だったのかー。