Amazonの電子書籍販売サービス、Kindleストアには「無料本」というカテゴリがあります。
ここには、著者が亡くなってから一定年数が経過し、著作権が消滅したパブリック・ドメインの本などが常時「¥0」で多数販売されています。
国内外の昔の文学作品が目立ちますが、ほかにもいろいろなタイトルがあります。
そんな中で、私が気になってついダウンロードした無料本、7冊をご紹介します。
平易な文章でとても丁寧に般若心経を解説しています。ちょっと興味はあるけど今まで縁がなかった人は、この無料本をきっかけに般若心経にふれてみるのも良いかもしれません。
日本人なら一度は読んでおきたい日本神話、古事記。今から100年近く前に書かれた文章でありながら、現代人にもわかりやすく、タイトルどおり「物語」として読み進めることができます。
学生のころからタイトルだけは目にしていながらも、一度も開いたことがなかった本。この無料本を期に、時間があるときにページをめくってみようと思います。
ある程度アイヌの知識がある人には知った内容かもしれませんが、和人との交流と時代の変化の中で衰退へむかう、100年近く前のアイヌ文化の様子がリアルに伝わってきます。電子書籍だからできる、わずか5ページの本なのですぐに読めますよ。
タイトルに惹かれてダウンロード。日本には世界的に見ても恵まれた自然環境があり、その独特な気候風土の中で培われた日本人の自然観を、日本文化や精神性の中に再発見できます。日本に生まれ育ち、日本人であることを誇りに思えます。
私は埼玉出身なので、気になった本。国木田独歩がその名前のとおり、武蔵野を実際に歩きまわって書いた随筆。今は失われた、当時の武蔵野(東京西部)の独特な風景を詳細に描写していて、その観察眼に感動します。
以上、私がダウンロードした無料本、7冊をご紹介しました。
アプリがあれば今すぐ読めるKindleストアの本
Kindleストアは、Amazonが販売する専用の電子書籍リーダー「Kindle」が必要だとばかり思っていましたが、無料アプリをダウンロードすれば、iPhoneやiPad、Androidなどでも読むことができます。
Kindleストアで購入した本は、無料本も含めKindleライブラリ(クラウドサービス)に保存され、読むときに端末にダウンロードされます。
必要なくなった本を端末から削除しても、Kindleライブラリには保存されていますので、クラウドに自分の本棚があるような感覚で、またいつでも読むことができます。
読み途中でアプリを閉じても、次回その続きから読むことができたり、全体のページ数のどのあたりかがわかるパーセント(%)表示もされていたりと、なかなか使い勝手が良いです。
無料本なら、とりあえずダウンロードしておいて、ちょっとした空き時間にスマホで読んだりしても良いかもしれません。
学生時代は名作と名高い一昔前の文学作品をそれなりに読むこともあったので、無料本の中には、読んだことがある本もけっこうありました。
当時、書店で買ったものや街の古本屋で買ったカビ臭い本などが、今では電子書籍という形で、スマホで無料で読めてしまう時代。
こういうスタイルも、私は好きです。