スマホの月額料金を1000円以下にするMVNO定額格安SIM

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知っている人には今さらな内容になりますが、これまで友人、知人に格安SIMの話をしても、私が話す以前から知っていたという人に一人も出会ったことがありません。

そんなわけで、たいして目新しい情報ではありませんが、まだまだ知らない人も多いようなので、スマホが月額1000円以下で使える格安SIMについて書いてみます。

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注目すべきはSIMカード

ところで、SIMカードってご存じでしょうか?

ほとんどのケータイやスマホには、契約者の電話番号などの情報が記録されいてるSIMカードというICチップが入っています。

あたりまえですが、契約者情報ですので、docomo、au、SoftBankなどの通信事業者と契約することでSIMカードを差し込むことができます。

スマホを使用するための回線を契約するのに、docomo、au、SoftBank、(willcomeやイーモバイルなどもある)のいずれかしか選択肢を持ち合わせていない人が多いと思いますが、実はそれ以外に、SIMカードを専門に扱っている通信事業者があります。

回線を自社では持たず、docomoなどから間借りして、自社ブランドで通信サービスを行っているこうした事業者を、仮想移動体通信事業者【Mobile Virtual Network Operator】(以下、MVNO)といいます。

こんな呼び方はどうでもいいのですが、要するに、docomo、au、SoftBankといった主要キャリアと契約しなくても、SIMカードを扱う事業者と契約していれば、スマホを使用することができるわけです。

ちなみに、日本でのMVNOはほとんどがdocomoの回線を使用しているので、docomoの電波が入るところであれば通信可能です。

 

定額使い放題低速格安SIM比較

MVNOのSIMにもいろいろありますが、ここでは月額1000円以下に限定して、各社で多少異なる月額料金と通信速度を簡単に比較してみます。(ネット調べ)

月額1000円以下のSIMカードは定額使い放題ではあるものの、格安なだけに、通信速度が遅いという欠点があります。

速度は表示さている数値と実測値では違いがあることもしばしばなので、これだけで判断するのは難しいところです。

b-mobileのスマートSIMは、Amazonでも購入できます。

日本通信 (2012-09-25)
売り上げランキング: 5,403

 

おすすめは、IIJmio

以前私は、格安SIMのさきがけでもあるb-mobileの、イオンSIM(プランXA)を使用していました。

イオンSIMとは、b-mobileがイオン限定で販売している月額980円のSIMカードです。

最近では同様のタイプのSIMカード(スマートSIM)がヨドバシやアマゾンでも販売されているようです。

先に紹介したように、現在はいろんな会社がいろんな格安SIMを出していますが、当時(2011年)はほかに選択肢もなく、月額980円でスマホが使える、というだけでかなり衝撃的でした。

現在は、IIJmio高速モバイル/D(ミニマムスタート128プラン)を使用しています。

IIJmioに変えた理由は、b-mobileより安いにもかかわらず、通信速度が速いというレビューがたくさんあったからです。

実際にIIJmioを使用してみたところ、その差は歴然。はじめて使用したときは、感動でした。

はっきり言って、イオンSIMは本当に遅かったです。おかげで気長な心を養えました(笑

IIJmioはネット閲覧もそれほどストレスなく行えます。

b-mobileはYouTubeなどの動画はまったく再生不可なのに対して、IIJmioは読み込みに時間はかかるものの再生可能です。

また、skypeや今はやりのLINEなどの無料通話アプリはb-mobileでは使用できませんでしたが、IIJmioは問題なく通話できます。

以前のイオンSIMは、上限100kbps。今は150kbpsにアップしたものの、実測値は100kbps以下のことも頻繁にあるようです。

一方で、IIJmioは、上限128kbpsとありながら、レビューを参考にすると実測値では140~300kbps。安定して180kbpsをキープしているという話もあります。

私はb-mbileのイオンSIMとIIJmioしか使用したことはありませんが、少なくともこの二者なら断然IIJmioをおすすめします。

 

格安SIMで音声通話も確保するには

phone

さて、ここで話題にしているのは、低速回線ネット使い放題のデータ通信用のSIMカードなので、音声通話ができません。

b-mobileのように、音声通話とセットにできるSIMカードもありますが、選択肢が限られてしまいます。

というわけで、格安SIMでスマホを使い、音声通話も確保する方法をいくつかご紹介します。

 

まず、SkypeやLINE、Viberなどの無料通話アプリを使用する方法。

これなら、SIMカードの定額料金だけで、通話も無料で出来ます。

ただ、同じアプリを使用している人としか通話できないし、そもそも電話番号がないので「電話」の機能としてはちょっと頼りない感じがします。

そこで、この問題を解決するのが、IP電話アプリです。

IP電話アプリは、同じアプリ同士の通話はもちろん無料で、それ以外に050からはじまる電話番号がもらえるので、「電話」としての発着信が可能です。

 

主要なIP電話アプリと料金を簡単にまとめてみました。

  • 050plus 月額料金:315円 携帯電話への通話:16.8円/1分 固定電話への通話:8.4円/3分
  • FUSION IP-Phone SMART 月額料金:無料 携帯電話への通話:16.8円/1分 固定電話への通話:16.8円/1分
  • Skype 月額料金:無料 携帯電話への通話:17.5円/1分 固定電話への通話:3.22円/1分

詳細は各ホームページを参照してください。

 

ご覧いただいておわかりと思いますが、通常21円/30秒のケータイ通話料と比較するとIP電話サービスはとても安く、それだけでもかなりのメリットです。

しかし、こうしたIP電話サービスは、何も問題なく快適に使用できるという人もいるようですが、さまざまな条件に左右され、いまいち安定しないらしく、音声遅延の報告も多数あります。

私はまだ使用したことがないので確かなことは言えませんが、通常の電話回線と比べると、「電話」としてはまだまだ発展途上の段階のようです。

普段、ほとんど通話はしないけど、電話番号は確保しておきたいという人にはいいかもしれません。

また、子どもにスマホを持たせるとき、SIMカードは月額490円のServersMan SIM 3G 100 にして、最低限の通話は無料通話アプリやIP電話サービスを利用すれば、家計もかなり助かります。

 

ちなみに、私の場合、データ通信のみのスマホと、いわゆるガラケー(ガラパゴスケータイの略。普通の二つ折りケータイのこと)の2台持ちをすることで電話番号と音声通話を確保しています。

私はもともとauを使用していますが、最近、EメールをスマホのGmailに統一し、「@ezweb.ne.jp」のケータイメールを解約したので、通話のみの契約で、各種割引適用で基本料金が1000円弱です。

さらに、この基本料金のプランには、無料通話が1000円分付いています。

私はあまり通話はしない方なので、ほとんど無料通話の範囲内で収まってしまいます。

IIJmioのSIMカードの月額料金945円と合わせても、毎月2000円ほどでネット使い放題と電話回線の環境が整っています。

 

まずは、スマホ本体を用意する

いろいろと書いてきましたが、格安SIMを使用するには、まずスマホ本体が必要です。

前述したように、日本でのMVNOのほとんどがdocomoの回線を使用しているので、docomoのスマホ(iphoneもそのまま使えるみたいです)やSIMフリーのスマホをすでに持っている人はそのままSIMカードを差し替えるだけで使用できます。

持っていない人は自分で用意する必要があります。

私の場合は、ヤフーオークションで旧モデルのdocomoのスマホを新品同様で安く購入しました。

 

スマホを持ちたいけど高い基本料金を理由になかなか踏ん切りがつかない人や、スマホの毎月の料金を少しでも安く抑えたい人はぜひ参考にしてみてください。