すでに真冬。7ヶ月間のテント生活に終止符

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建築中の小屋のロフト部分が完成したのを期に、テントから小屋に寝床を移りました。

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昨年の6月にこの土地に移り住み、住民票も置いてテント生活をスタート。

参照:山の中でテント生活はじめました!|地球生活NEO

住居となる小屋を建築しながら、1月現在までの7ヶ月間テント暮らしをしていました。

昨年の夏は記録的に雨が多く、テント生活をしている私たちにとってはあまり快適とは言えない夏でした。

とはいえ、 短期間のキャンプではなく、最初から生活することを前提にそれなりの装備をしておいたおかげで、住居としてはしっかりと機能していました。
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テントの下には刈ったササを敷き詰めて底上げしていたので、豪雨であたり一面水浸しになっていたときも一度も浸水することはありませんでした。

また、上にはタープを張っていたので雨の日でもテント前のタープの下で居場所もあり、テントやフライシートが雨で濡れることもないので、じめじめはするもののどれだけ雨が降ってもテント内は雨の影響を受けることなく過ごせました。

台風もいくつか直撃するなどしてその度に心配をおかけしましたが、幸い何事もなくすみました。

季節は刻一刻と移ろい、エネルギッシュに繁っていた緑の葉は紅葉し、いつの間にかあたり一面落ち葉のじゅうたんで埋めつくされました。

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その間、何匹ものイモムシがテントのあちこちでサナギになり、羽化して行きました。

季節の変化ととともに、テント暮らしのスタイルも変わっていきました。

夏場は青空の下、星空の下、雨の日はタープの下という具合に、いつも外でしていた煮炊きや食事は、寒くなってくるにつれていつの間にかティピの中でするようになっていました。
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シート一枚ですきまだらけですが、中で火を焚けば外よりは多少温かくなります。

ロケットストーブとしちりんで煮炊きをしてその熱で暖をとっていましたが、冬が深まり、途中で石油ストーブも導入。

さすが文明の利器、石油ストーブは温かさが違います。

寝室となっていたテントの中では、寒くなっていくにつれて寝袋や毛布などの枚数が増え、最終的に私は寝袋三重、嫁さんは毛布などもかけて全部で何枚使っていたんだかわかりません(笑)

私の場合、一応真冬用のダウンのシュラフを使っていたのですが、安物でちょっとへたってダウンが薄くなっているところがあり、もはや冬の寒さに対応できていなかったので、よくある封筒型のスリーシーズン用の寝袋で二重にし、さらにもう一枚同じような寝袋を広げて上からかけていました。

さらに、熱々に温めておいた石を厚手の布にくるんで何個か寝袋の中に入れることで、寒波が来ても雪の降る日でもそれなりにぽかぽかで寝ることができました。

参照: 田舎暮らしの冬に最適なあったかグッズ。カイロでも湯たんぽでもない温石(おんじゃく)のすすめ|地球生活NEO

夏が終わり次第に寒さが増していく一方で、まだ小屋が住めるようにならず、これまでテント生活を続けてきました。

この土地に住んではじめての冬。

ここがどのくらい寒くなるのかもわからないなかで、テント生活を続けていくには多少の不安はありました。

しかも、今シーズンは冬のはじめに寒波が来て、去ったかと思いきや間髪入れずまた寒波、そして今度は爆弾低気圧という調子で、「真冬なみの寒さ」のオンパレード。

雪も降り、何度か積もりました。
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こうした状況を経験していくうちに、真冬にテントでも意外となんとかなるもんだということがわかり、不安な気持ちも自然となくなりました。

寒くなるまでには家を建てる、と言いながら年が明け、二十四節季の「大寒」も過ぎました。

小屋は今も建築中ですが、寝室にする予定だったロフト部分は完成。

参照: ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【ロフト】|地球生活NEO

家財道具のすべてを詰め込んであるティピからふとんをひっぱりだしてきてロフトに敷き、今はもう毎日、暖かいふとんで快適に寝ています。

いつまで私にこんな寒い思いさせるんだ!と嫁さんに怒鳴られることもありましたが、もうその心配もありません(笑)

まだティピと小屋とを行き来する生活ですが、生活のベースは小屋になりました。

これからはずっと小屋に住むのが当たり前になります。

私は、自分の人生は何事も「経験」するためにあると思っています。

テント生活は家に住めるようになるまでのほんの限られた期間でしたが、とても濃密でエキサイティングで貴重な経験ができました。
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これもまた、人生の1ページです。

コメント

  1. のりのすけ より:

    奥さん、エライ

    うちの嫁なら絶対に無料です(*´□`*)

  2. のりのすけ より:

    無料じゃない、無理だった(〃´o`)

    オフグリッドな生活で一番難しいのは、家を建てることではなく、車を整備することでもなく、やはりパートナーに理解してもらう事なんじゃないかと・・・、個人的な意見です(。-∀-)ニヤリ

    • Homare より:

      こんな生活を楽しめる女性は、私の嫁も含め友達にも何人かいますが、一般的にはかなり少数派かもしれませんね。

  3. 近藤千里 より:

    嫁です。
    のりのすけさんありがとうございます!
    そう言っていただけてと嬉しいです!(^o^)

    基本的にキャンプ生活楽しんでたんですけど、その一番寒い時期は体調を崩してて、身体を冷やすと良くない状況だったんですよー。

    しかも怒鳴ってなーい!!(>_<)

  4. のりのすけ より:

    のりのすけです*`・ω・)ゞ

    お二人で仲良く素敵な家を建て素晴らしい人生をお送り下さい。オフグリッドでサスティナブルな生活間違いありませんよ( ・∀・) イイネ!

    羨ましくても出来ない人も沢山いますよ、先人として活躍に期待します。

    僕もそのうち自らの手で・・・

    ご存知だとおもいがアメリカでは10年ほど前からTiny House movementがおこってます、参考になると思いますのでとりあえずひとつの動画のリンクをどうぞ、けんさくすればいくらでも出てきますがねー

    http://m.youtube.com/#/watch?v=_HnTQNkoRw4

    家作りの参考にどうぞ

  5. かず より:

    7か月はすごいですね。

    私は屋久島で二週間が最長でした。