今年はさらに畑を充実させるべく、棚田跡地のやぶを開墾して畑づくりをしています。
我が家は山の中にあるかつて棚田だった場所を、開拓して暮らしています。
地元の人の話では、ここが田んぼだったのはかれこれ30年以上前のこと。
人が入らなくなった田んぼは、笹とも竹ともつかぬ植物でびっちり埋め尽くされ、山と一体化していました。
ここに住みはじめるときもそうでしたが、畑を作るにも笹やぶと化したかつての田んぼを開墾するところからはじめます。
笹と聞いて思い浮かべる植物は人によって違うと思いますが、ここの笹は太いもので直径2センチ以上、高さは場所によって4、5メートルくらいあるものもあります。
茎は竹のように硬く、それが足の踏み場もないほどに密集して生えているので、刈払機を使ってもそこら辺の草を刈るようにははかどりません。
この場所は去年の暮れに、嫁さんが刈払機でだいたい刈ってくれました。
刈払機などさわったこともなかったのに、たくましくなったものですね(笑)
ティピの後ろ側も笹を刈ったらこんなスッキリ。
さて、次は畑の畝を作るための土を寄せやすくするために、畝を作る場所の地面を耕します。
といっても、耕すのもそんなに簡単な作業ではありません。
地面には硬い笹の切り株が至るところにあり、地中にはこれまた硬い笹の地下茎がはびこっています。
おまけに、長年放置され山と一体化していたので藤などのつる系の植物の根が縦横無尽に地表付近を這っています。
こうした根を取り除かなければ地面をほぐして、土を寄せることができません。
このとき使う道具はクワとのこぎり鎌。
クワで歯が立たない根っこはのこぎり鎌で切ります。
地面を掘ったり耕したりする際、この土地ではのこぎり鎌は必需品です。
参照記事: 耕作放棄地の笹やぶを人力で開墾するときの必需品
取り除いた根っこ。
これだけ取っても地中にはまだまだたくさんの根っこが残っているので、笹はまたすぐににょきにょき伸びてきます。
出ては刈る、を地道に繰り返していれば徐々に根が弱り、そのうち生えてこなくなると 自然農の本に書いてあったので、その作戦でいこうと思っています。
耕していたらなんと自然薯らしきものが!
畑づくりを一時中断して、自然薯掘りに夢中になってしまいました。
ところが、嫁さんが擦って味見をしてみたところ、美味しくなかったそうです。。
調べてみると、自然薯には収穫適期があってそれを過ぎると美味しくないそうです。
冬に収穫するのがよいみたいですが、一足遅かったみたいですね。
倒れかかっている木はあえて残しておきました。
ここは木の下に畝を作ってキュウリの種子をまきました。
育ってきたら支柱を立てて、この木にキュウリのつるを巻きつかせるのが狙いです。
いまのところ畝をつくり種子をまくだけで、肥料もなにも入れていません。
山の中なのでまわりには木が生い茂り日照時間が少ないのがネックですが、少しずつ木を伐採して日照を確保していきたいです。
このあたりはイノシシが多く、前シーズンはいも類がすべて食べられました。
今年も順調に育っていたじゃがいもがさっそく掘り返され、食べられてしまいました。
私はじゃがいもが好きなので残念ですが、イノシシの大好物ないも類を作るのはどうやらあきらめたほうがよさそうです。
何がなんでも野菜を作る!と意気込んでいるわけでもなく、できたらいいなー、くらいの適当な感じでやっています。
経験を積み重ねて、だんだん充実させていきたいです。
参考図書
コメント
米は作る予定はないのですか?