野菜や果物を食べたら種まき!F1(一代交配種)二代目の可能性

記事内に広告を含む場合があります。

image

買ってきたトマトから、種を取って土にまいたら芽が出てきました。

スポンサードリンク

買ってきたり、いただいたりして食べた野菜や果物から採取した種を、嫁さんがポットにまいてコツコツ苗づくりをやっています。

意外にも、ちゃんと芽が出てくるものも結構あるんですね。

りんご
image

キウイ
image


image

カボチャ
image

柿とカボチャは直まき。

何日もなにも変化のない土を眺めて、ある日芽が出ているのを見つけたときはやっぱり嬉しいですね。

ただ、ひとつ気になることがありました。

果物のことはよくわかりませんが、スーパーなどで売られているほとんど野菜は、F1とよばれる種が使われているはずです。

詳しいことはよく知りませんでしたが、私はF1の野菜から採取した種は使わないほうがよいという話を聞いたことがあり、そのことが気になっていたのでちょっと調べてみました。

F1とは、安定した収量や味、形などを一定のものにするために、人工的に交配させて作った種。

栽培をする上で、そして商業的にはとても効率よくできているのですが、ただ一つ残念なのは、交配によって生まれたその種の特長は一世代しか反映されないという点です。

つまり、F1の種で育った野菜から採取した種を畑にまいても、親(第一世代)の特長は引き継がず、どんな風に育つかわからないということです。

私はてっきり実がつかないとか、まったく味がなかったりするのかと思っていましたが、そういうことではなく、要するに収量も味も形も種によってばらつきがあるということらしいです。

これが、F1から採取した種は使わないほうがよいといわれる理由みたいです。

しかし、必ずしもF1二世はよくないということでもないようです。

ばらつきのあるF1二世の株から気に入った株の種を採取して、それを栽培。

そしてまた気に入った株の種を採取。

これを繰り返していくことで、その土地に合った新たな固定種ができて行くのだそうです。

これを知って、心置きなくF1二代目の栽培ができます!

果物は木になって実をつけるまでに何年もかかるので、そこまで無事に育ってくれるかわかりませんが、長い目で経過を見守りたいと思います。

普通なら何の気なしに捨てたり食べたりしてしまう種も、芽が出たらラッキー、くらいの気持ちでただ土にまいてみるのもひとつの楽しみ方ですね。

関連書籍

食べたら種まき ベランダでできるリサイクル農園
ヒナ
祥伝社
売り上げランキング: 164,767

シェアする

フォローする

コメント

  1. りうか より:

    植物にかぎらず動物などでも、F1は親の良い特徴が出やすいです。
    んでF2だと今度はより個性が強く出やすいんです。

    親の片方の遺伝子をAA、もう片方をBBとした時、F1は必ずABになりますが、AB同士の交配で生まれるF2ではAA:AB:BB=1:2:1になる、みたいな話で。

    だからF2の選別に掛かる手間と時間を考えればF2は良くないって話ですよ。

    あと土地にあった種についてはF1じゃなく固定種であっても、自家採種を繰り返して育て続けることでその土にあった個体が選別されますよ。水槽で魚やエビを長期繁殖していると環境に適応した個体が生き残るのと同じ理由です。

    • Homare より:

      りうかさん

      なるほど~。
      詳しい解説ありがとうございます。
      勉強になりました。