ソーラー発電で使用している自動車用バッテリーに「のび~太」を装着して、5ヶ月ほどがたちました。
ソーラー発電を使いはじめて早くも4ヶ月くらいで、バッテリーがへたりはじめてきていました。
12vのバッテリー2台を直列につないだ24v仕様で、電圧が22vになると自動でインバータの電源が切れるので過剰な深放電はしていないと思うのですが、何かしらバッテリーにダメージを与える使い方をしていたのかもしれません。
日中の太陽があたって発電しているときは電圧は高いものの、太陽が当たらなくなると電圧が低下してしまうというへたったバッテリーの典型的な症状になっていました。
蓄電容量が著しく低下している感じで、蓄電してある電気を使おうとするとすぐに電圧が低くなってしまうので、電気を使えるのはもっぱら太陽があたって発電している日中に限られていました。
我が家のソーラー発電システムでは自動車用のリサイクルバッテリーを使っています。
リサイクルバッテリーとはいえ、いくらなんでも4ヶ月でへたるのは早すぎます。
このまま新しいバッテリーに交換するのは納得がいかなかったので、このへたったバッテリーをなんとか再生できないかと思い、いろいろ調べていて見つけたのが、鉛バッテリー再生・延命・活性化装置「のび~太」です。
のび~太はいわゆるパルス波発生装置です。
バッテリーに特殊な微弱電流を流すことで、性能劣化の主な原因である電極板に付着するサルフェーションを徐々に微粒子状に分解し、バッテリー本来の容量を回復、維持する、というものです。
実際に使用している人のレビューを見ると、しっかりデータを取ってバッテリーが再生していく過程を書いている方もいます。
太陽光発電のコストパフォーマンスは、いかにバッテリーを長く使うかにかかっているので、もしこの装置をつけることでバッテリーが再生し、長持ちするのであればこんなによいものはありません。
というわけで、何事もものは試しで使って見ることにしました。
のび~太は12v用と24v用がありますが、私はのび~太12を2台のバッテリーに1ヶ月ごとに交互に装着して使ってみました。
のび~太はバッテリーの電力を使って作動しますが、過放電防止のため電圧が12.2v以下になると自動的に機能を停止します。
使いはじめたのは一年でもっとも日照が短い12月。
さらに森の中ではこの時期、しっかりとパネルに太陽光があたっている時間は2~3時間でした。
バッテリーは太陽光があたっている間しか12.3v以上をキープできなかったので、のび~太が作動する時間は一日数時間、天気次第ではまったく作動しない日もありました。
こんなので効果はあるのかという感じもしますが、気長に様子を見ていくことにしました。
冬至を過ぎ日照時間が長くなるにしたがって、のび~太の作動時間も増えてきました。
以前は日が陰れば電圧が低下し、のび~太も間もなく機能停止していましたが、次第に日没後でも作動し続けるようになって、徐々にその時間が長くなってきたのです。
つまり、日没後も12.3v以上をしばらくキープできるようになってきたということです。
ちなみにこれは、少しでも長い時間のび~太を作動させるために、日没後はインバーターの電源は切って電気を使わないようにしていたので開放電圧での計測です。
2台のバッテリーに1ヶ月ごとに交互に装着して5ヶ月間。
のび~太の作動時間は日照時間や天候に左右されるので装着期間はあまり目安にはなりませんが、1台は通算3ヶ月、もう1台は通算2ヶ月。
私は細かいデータなどは記録していませんが、チャージコントローラーに表示される電圧とのび~太が作動しているかどうかを毎日何度かチェックしていたので、長期的なわずかな変化もなんとなくわかります。
5ヶ月使ってみた印象では、明らかにバッテリーは再生してきていると思います。
使いはじめる前のバッテリーの状態と比較すると変化は歴然です。
一説では、サルフェーションを分解することができれば、鉛バッテリーの寿命は10年ともいわれています。
このまま使い使い続けて、それなりの性能を維持してくれるのを期待したいです。
バッテリーを交換する前に試してみる価値はあると思います。
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