山林でテント生活をはじめてそろそろ2ヶ月がたちます。
近場に温泉街があるのでお風呂は温泉に行くことが多いですが、最近は山の中の川べりに作ったお風呂を沸かし入ったりもしています。
当初、山での生活で私がイメージしていたお風呂はドラム缶の五右衛門風呂で、移住前にそのためのドラム缶も調達していました。
しかし、将来的には薪で沸かせる循環式の風呂釜をどこかで調達して、五右衛門風呂ではないお風呂をつくりたいという思いもあり、たまに思いついたときにヤフオクで風呂釜を物色していたところ、ある日、比較的状態の良さそうな中古の薪の風呂釜が出品されているのを見つけ、この機会を逃すと次はいつになるかわからないと思い、思い切って落札。
薪の風呂釜は新品で買うと4万円くらいしますが、中古で1万円ほどでゲットできました。
そんなわけで、予想外に早い段階で風呂釜を調達できたため、ドラム缶風呂をつくる必要がなくなってしまい、移住前に着々と進行中だったドラム缶風呂計画は中止の運びとなりました。
遅かれ早かれ風呂釜のお風呂をつくることは視野に入れていたので、まだ移住して来る前に、当時住んでいた家の近所にあったリフォーム業者さんの廃材置き場から浴槽をもらってきていました。
ちなみに、このリフォーム屋さんの廃材置き場は私にとっては宝の山で、ほかにもいろいろなものをいただきました。
以前、紹介した流し台もその一つです。
参照記事:敷地内を流れる小川に流し台を設置 | 地球生活NEO
これはいただいてきたときの写真。
まだ雪の降るころ、当時住んでいた家のガレージは資材置き場になっていました。
こうした資材は移住前に軽バンでコツコツ運びました。
さて、薪で沸かせる循環式の風呂釜は、浴槽と連結して水を入れればどこでもお風呂が沸かせるので、設置場所は選び放題。
と言っても、バケツで水を運んで浴槽を満たすのは大変な労力なので、取水が容易な川岸に設置することにしました。
風呂釜を雨ざらしにしたくなかったので、竹で屋根をつくることにしました。
製作途中の写真です。
竹を3本掘っ立てて、屋根をのせる受けになる竹を渡します。
これが完成写真。
竹を半分に割って交互に合わせていけば屋根になります。
屋根の竹を横に渡した竹で上と下からサンドイッチして押さえています。
そこらへんにいくらでもあるつるを使って縛ってみました。
ただ上下から挟んだだけだと、傾斜があるため竹の重みで滑り落ちてきてしまうので、屋根の高い方だけ竹に穴をあけてシュロ縄で縛り固定しました。
水を受ける側の竹なのでできれば穴を開けたくなかったのですが、ほかに固定する方法が思いつかなかったのでいたしかたなしです。
柱の一本は立木を利用し、つるでガッチリ固定。
この木のおかげで倒れる心配はなさそうです。
横から雨が吹きこむことも考えて片面だけ壁をつくりました。
材料は土地を開拓した時に刈った笹です。
数本ずつ束にしてそれを並べてシュロ縄で固定しています。
笹の先端部も数本ずつ束ねて横に渡した細い木に笠掛けにして、目隠しをつくりました。
これがヤフオクでゲットした長府の風呂釜。
本来は薪と灯油が使えるタイプのものですが、灯油タンクは付いてなかったので薪だけで利用します。
見た目は結構ねんきが入っていますが、水漏れもなくちゃんと沸かすことができます。
煙突はホームセンターで買ってきたステンレス煙突をのっけています。
風呂釜の煙突の差し込み口のサイズは115ミリですが、そのサイズの煙突はホームセンターにはなかなか置いてないので、金槌で叩いて強引に押し広げ、汎用性の高い120ミリの煙突を使えるようにしました。
浴槽と風呂釜は石を台座にして高さをあわせています。
お風呂に水をためるときは、流し台に流れている竹筒から出る水を、竹をさらに延長させて引っぱってきています。
お風呂は沸くまでに2時間くらいかかりますが、夜の森の中でランタンやロウソクの明かりで入るお風呂はちょっと不思議な空間で、とても心地よく、解放感があり、癒されます。
夏場の今は川で水浴びしたりしてすますこともあり、手っ取り早く温泉に行ってしまうこともあるので、今のところときどき沸かすくらいですが、自宅でいつでもお風呂に入れる環境は一応整いました。
コメント
私も、山林を買って開拓、テント生活をしてみたいと思っています。
なので、いつも興味深くブロクを拝見させて頂いています。
プリミティブな建物は、味があって本当に良いですね。
いつかお伺いできたらなぁと思っております。
それでは
ブログを読んでいただきありがとうございます。
かなり不定期な更新ですが、よろしくお願いします。
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