ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【壁パネル-1】


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なんとなくツーバイフォーっぽい工法でつくる小屋づくり。

今回は壁パネルの製作です。

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設計の基本は合板サイズ

本格的なツーバイフォー住宅では、壁には壁用の長い規格の合板を使うのが一般的みたいですが、ホームセンターにはまず置いてないので、私のような素人の小屋づくりでは壁パネルもどこでも手に入る汎用的なサイズの合板を使います。

基本的に建物のすべての長さは合板サイズ(1820×910)を基準にしているので、合板1枚だったら壁の高さは1820mmになります。

これより壁を高くしたければ上に2枚目の合板が必要になってきます。

いかに合板の切る回数を少なくし、さらにあまりを出さないようにするなら、910mm単位で考えるのがベストです。

 

たとえば壁の高さを2730mm(910×3)にすれば、合板1.5枚分なので2段目の合板は半分に切るか、または横に使えば切らずにそのままはれます。

これより低いぶんには、1枚の合板を何等分にするかで高さを決めればいいのですが、これより高くすると、もう一方の切れ端の使い道がないと半端が大量に出てしまいます。

 

記事のタイトルにも書いているとおり、私が建てている小屋はロフト付きです。

ロフトと言っても、狭い物置きスペースみたいなものより、使い勝手や快適性を求めると立って歩けるくらいの高さがあった方がよいです。

ただ、ロフトのスペースを高くすると建物の高さもそれだけ高くなってきます。

 

設計段階でこんなことをあれこれ考えてロフトスペースと全体の壁の高さを決めました。

結局、一方の壁の高さを合板2枚分の3640mm、対面する壁を1.5枚分の2730mmにして、片流れの屋根にすることにしました。

 

片流れの屋根にしたのは、作るのが簡単という理由のほかに、雨どいも片側だけにつければよく、雨水利用を視野に入れるなら効率よく雨水を集められます。

これは建築家の中村好文さんの著書、「食う寝る遊ぶ 小屋暮らし」からヒントを得ました。

 

 

ブルーシートの下で壁パネル製作

壁パネルの製作はブルーシートの下で着々と進行していました。

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ツーバイフォーはまず床を作って、その上で壁を作って、壁を立てて、最後に屋根を作るので、屋根ができるまでの雨仕舞いが大変というデメリットがあります。

特に今年は例年に比べ非常に雨が多く、晴れの日を待っていたら一向に作業が進まないので、雨の日でも作業ができるように、そして毎回シートをかけたり取ったりの手間を省くために頭上にブルーシートを張りました。

 

張ったブルーシートより低いパネルは出来上がり次第建てました。

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いろんな人がよく書いていますが、壁が立つと急に家っぽくなってきて、作業が進んでいるのが目に見えてわかり充実感があります。

最初の壁が建ったときは、おお~、という感じでした。

 

しかし、この壁を立てたことでそれまでスムーズにシートの上を流れていた雨水がたまってしまう場所ができ、対策はしていたつもりだったのですが、気づいていないところで雨水が流れないところがあったようで、大雨が降ったときにその水の重さでロープを縛ってあるシートのハトメ部分がちぎれてしまい、いろんなものが水浸しになってしまいました。

ふだん落ち着いていると人から言われる私ですが、そのときはけっこうパニクりました(笑)

幸いすぐに気がついたので、大事には至りませんでした。

これは雨のあとの晴れの日、太陽を当てて乾かしているときの写真です。

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建物全体の最終的な壁の高さはブルーシートよりぜんぜん高く、作った壁パネルを順々にたててしまうと毎回シートを取ったりかけたりしなければならなくなるため、ほかのパネルはシートの下で作りためて、すべてできてからシートをはずし、一気に立ち上げるという方法を取りました。

作りためた壁パネル。

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作りためているときは、作業は着実に進行しているけど家の形は出来上がっていかないので、地道に作業を続ける期間でした。

 

 

ロフトをつくるにあたって

ツーバイフォーは階ごとに箱を作っていくことで強度を出す工法なので、二階建てであれば一階の壁を作って天井兼二階の床を作って、その上に二階の壁を作ることになります。

しかし、私が作ろうとしている小屋は建物の半分は天井の高い平屋、半分は二階建てみたいな感じになるので、どんな構造にしたらよいのかあれこれ悩みました。

強度などを考慮し、素人ながらにあれこれ考えた結果、建物の半分、ロフトのある方は1820mmの高さの壁パネルを二段重ね、吹き抜け側は分割せずに3640mmの高さを1枚のパネルにしました。

 

壁を立ち上げる過程を見るとわかりやすいと思います。

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脚立のあるところの壁は2段重ね。

そのとなりは同じ高さですが、ひとつのパネルにしています。

対面の壁は2730mmの高さで同じことをしています。

 

これだけの高さを一本通しのスタッドにするには、強度的に2×6材を使うべきところですが、値段が倍近くするし、壁の厚みも変わってくるので2×4材の12fを使いました。

またこれだけの高さがあると立ち上げるのが大変なので、1枚のパネルの幅は910mmにしました。

吹き抜け側の高い方(3640mm)の壁のスタッドには12fの材がほぼそのまま使えます。

低い方(2730mm)は12fの残りで910mmが取れるので、それをパネルの上辺と下辺に使えば無駄がありません。

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壁を立ち上げるときは床と同じ長さのロフトの床根太をまず一本取り付けて、壁の傾きを矯正しました。

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ロフトがある方の壁も同じように長い1枚の壁にして、スタッドの途中にロフトの床根太をコーススレッドでくっつけて対面の壁に渡すという選択肢もありました。

この方法なら床根太の高さを自由に変えられるという利点がありますが、コーススレッドにはかなりの負荷がかかるはずです。

そうしないで二段に分割したのは、床根太を一段目の壁パネルの上に乗せることで強度を出したかったからです。

 

実際には、一段目の壁パネルの上に頭つなぎの材が一本入って、その上に乗っけた二段目のパネルの下辺の材の上にロフトの床根太をのせています。

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屋根勾配と壁のパネル

壁パネルを作るにあたってもうひとつ頭を悩ませたのは、斜めになる側面の壁です。

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この面の壁は屋根の勾配に合わせて斜めにする必用があるので、すべてのスタッドの長さが違います。

スタッドの長さはたぶん計算で求めることができるのだと思いますがややこしそうなので、床にはった合板を壁に見立てて、一本一本実際に計って長さを求めました。

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このやり方は手っ取り早くてわかりやすく、間違いも少ないので我ながらよい方法だったと思います。

この面の壁を作っているときにはじめて、自分が作っている小屋の屋根が何寸勾配なのかを知りました。

 

この面の壁の幅は合板3枚分。(910mm×3)

高い方(3640mm)と低い方の(2730mm)の壁の高さの差は910mm。

つまり、底辺が3、高さが1の直角三角形と同じ角度が屋根の傾きということに気がつきました。

設計段階ではこの部分はまったく考えてなかったので、屋根の傾きがこんなにシンプルな数字で求めることができることに気が付いたときは目からうろこでした。

ちなみにこれは、3.333…寸勾配になります。

底辺が3、高さが1という数字さえわかっていれば、屋根の傾きに合わせて材を切る必用があるときに、すぐに角度が求めることができました。

910mmやその半分の455mmの単位ですべての長さを決めていくことの利点と重要性をあらためて感じました。

 

 

壁パネル(合板なし)

こうして壁パネル(骨格)が出来上がりました。

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合板もはりつけたうえで壁を立ち上げるのが本来のやり方ですが、ひとまず雨仕舞いのために先に屋根の製作を先行させ、そのあとに合板をはりつけていく予定です。

ただ、最初に立てたパネルだけ立ち上げる前に合板を取り付けています。

その壁でしっかりと直角を出しそれを基準にするためです。

その壁にくっつけていけば合板のはっていないパネルもそんなに大きく直角がずれることはないだろうと考えました。

 

合板を張りつける行程はまた別の記事でアップする予定です。

 

前回の記事

ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【土台・床】

 

次回はこちら

ツーバイフォー(2×4)で12畳(6坪)ロフト付きの小屋をセルフビルド【屋根】

 

ツーバイフォー工法参考書

 




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