千利休が愛用した能勢菊炭を使って七輪でご飯を炊く


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切り口が菊の花に似ていることから「菊炭」と呼ばれる炭があります。

菊炭はその見た目の美しさから、現代ではおもに茶道の炭として用いられています。

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能勢菊炭とは

茶道ではその昔、炭はただお湯を沸かすためのものでしかありませんでした。

その炭にも美しさを求め、客人の前でお湯を沸かす炭手前を確立したのがあの有名な千利休です。

 

その千利休が愛用していた炭が、天下のおひざもと大阪の池田炭だといわれています。

 

大阪府池田市は昔は炭の集積地であったことから、池田で売られている炭ということで池田炭という名がついたそうですが、池田炭のもともとの産地は能勢や黒川、一庫といった大阪、兵庫の北摂地域です。

 

北摂の山々ではかつては炭焼きが盛んに行われていたそうですが、現在ではごく少数の炭焼き師がその伝統技術を守り続けています。

 

現在、大阪は能勢町で製炭され、能勢の特産品にもなっているのがその伝統を受け継ぐ「能勢菊炭」です。

 

 

能勢菊炭と私の関わり

このブログを数年前から読んでくれている方なら、私が以前炭焼きの仕事にたずさわっていたことをご存知の方もいらっしゃると思います。

参照:里山再生と炭焼きという持続可能な循環型産業(旧ブログ「地球生活」)

参照:「日本一の里山」と言われる理由とは? 川西市黒川地区

 

私がこうして池田炭や能勢菊炭のことを少しばかり知っているのは、実は菊炭炭焼き師・小谷義隆氏のもとで炭焼きの手伝いをさせてもらっていたからです。

「能勢菊炭」は小谷氏が展開する菊炭のブランドです。

 

 

炭焼きと聞くと炭窯での作業をイメージする人もいると思いますが、炭焼きの仕事は原木を調達するためにほとんどの時間を山での作業に費やします。

炭焼きは山や木との関わりが深く、私は小谷社長のところで炭焼きの一連の作業を学ばせてもらうと同時に、山仕事のやり方もおぼえることができました。

 

日々の山での作業だけでなく、林業関係の研修にも参加させてもらい、山仕事が性に合っている私にはとてもよい環境で働かせてもらっていました。

参照:森林の仕事「林業就業支援講習」に参加します

参照:「緑の雇用」のおかげで今の会社で働くことができています

 

炭焼きにたずさわっていたときの経験は、いま現在の山の中での暮らしに大いに役立っています。

 

小谷社長には本当に感謝しています。

いろいろとありがとうございました。

 

 

能勢菊炭でごはんを炊く

我が家では、炭はもっぱら七輪でごはんを炊くときに使います。

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せっかく炭焼きの経験もあるし、いま住んでいる土地には木も豊富にあるので、自分たちの生活で使う分くらいの炭は自給したいという思いはあるのですがなかなかそこまで手が回らず、贅沢にも能勢をはなれるときにいただいた炭をいままで使わせてもらっていました。

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七輪での炊飯は、かまどやロケットストーブのように薪のつぎ足しや火加減の調節などに手間がかからず、ほとんど放っておいても炊けるのがよいです。

 

七輪の使い方はとても簡単です。

 

手間がかかるとすれば炭の着火くらいですが、消し炭を使えばわりと簡単です。

うちではロケットストーブや薪ストーブ風呂がまなどで燃え残った炭をストックしておいて、七輪での着火に使っています。

 

火のつけ方は、キャンプ用のシングルバーナーに網をのせて、その上に細かい炭をのせて熾します。

 

炊きはじめは空気口は全開。

ごはんの表面にカニ穴ができはじめるくらいのタイミングで一気に空気口を閉じます。

 

あとは残り火でしわじわと蒸らします。

空気口を閉めても炭はゆっくりと熾っているので、焦げない程度の極弱火で蒸らすことができるのも七輪と炭火のよいところです。

 

ごはんが炊けるまでにすることは、炭の着火と空気口をよいタイミングで閉める。

これだけです。

本当にらくちんです。

 

もちろん炊飯器よりは手間はかかりますが、炭火で炊くごはんはもっちりしていて甘みがあり、おいしいのは言うまでもありません。

 

 

能勢菊炭の楽しみ方

菊炭は火力、火持ちのよさなど黒炭の最高品質といわれています。

七輪でごはんを炊いたり、肉、魚、野菜などを焼いたりと、燃料として使うにも最適。

 

また、はぜて火の粉が飛ぶこともなく、ガスもほとんど発生しないので室内でも安心して使うことができます。

 

能勢に住んでいたころ私は火鉢を買って、休日の時間があるときに部屋の中で炭を熾し暖をとることもありました。

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菊炭が熾るときのかすかに香る甘い匂いのする部屋の中で、遠赤外線のほんのりした温かさに包まれて、赤く熾る炭をぼんやりと見つめながら、ピチピチと鳴る音に耳を澄ませる。

 

部屋の中はゆったりとした時間が流れ、とても心がなごみました。

 

そして、炭火で焼いたもちは格別。

 

 

炭は五感で味わうものだ。

 

 

小谷社長のこの言葉。

なるほどな~、と思いました。

 

火鉢で炭を熾し、焼いたもちを食べる。

文字に書くとただこれだけのことですが、素敵な休日をすごしたことをおぼえています。

 

お茶席で菊炭が選ばれる理由がなんとなくわかるような気がしました。

 

 

 

今年の正月、久しぶりに能勢を訪れました。

冬は炭焼きシーズン真っ盛り。

その日はちょうど焼きあがった炭を窯から出す「炭出し」の日で、私たちが行った時にはスタッフの人たちが窯から出した炭の整理をしていました。

 

みんなでひとしきり話したあと、帰りぎわに小谷社長は焼きたての炭をお土産に持たせてくれました。

またもうしばらく我が家では能勢の炭を使うことができそうです。

 

 

能勢菊炭公式サイト

http://kikusumi.com/

 

能勢さとやま創造館(能勢菊炭の販売)

http://www.satoyama-co.jp/

 




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