覚醒(悟り)とは何か、の答えは「今、この瞬間」にだけ存在する

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satori

多くの人にとっての最大の関心事は、自分の人生や日々の生活に関わることです。

私も以前はそうでしたが、最近(2013年6月現在)はもっと大きな関心事があります。

それは、「今、この瞬間」を生きるということ。

もし覚醒(悟り)したいという気持ちがあるなら、「今、この瞬間」に在ることの追求をおすすめします。

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エックハルト・トールは、すべきことは、将来に何かを達成するための努力ではなく、今、この瞬間にとどまるための努力だ、ということを言っています。

しかし、いくら勉強しろと言っても遊んでばかりいた子どもが、急に自発的に勉強しはじめた、という話と同じで、結局本人のなかでその気持ちが高まるまでは、「今、この瞬間」の重要性をいくら耳にしたところで、以前の私のように頭では理解していたとしても、依然として努力は将来に何かを達成するために向けられます。

そういう意味で、「今、この瞬間」への関心は自然発生的なもので、人それぞれのタイミングでやってくるのかもしれません。

旧ブログ「地球生活」で書いた、【2012年12月21日の翌日に起きた私の意識変革】は私にとって、一種の覚醒体験だったと思っています。

ほんの一瞬の体験で、またすぐにそれまでの意識状態に戻りましたが、この時の体験は私の記憶に強烈に焼きつき、私の関心をさらに日常での「空っぽの意識」へと向かわせました。

「空っぽの意識」は、「今、この瞬間」に対しての気づきです。

自分の中で「今、この瞬間」に在ることが最大の関心事になり、「今、この瞬間」を体験する時間が増えてくると、どれだけ自分が思考が作り上げた世界の中で生きていたかということが、頭での理解ではなく、だんだんと実感をともなってわかってきます。

ただ、多くの場合、今に在ると自分で思っていても、「自分の現在の状況や記憶が背景にある今」を生きているのではないでしょうか。

これはまだ思考の中を生きています。

本当の意味で「今、この瞬間」に在ると、そこには何の物語も意味づけも存在しない、ただ起こっている今があるだけだということが実感できます。

そこには、リアルでみずみずしく、いきいきとした今があります。

覚醒や悟り、次元上昇は、突然すべてがわかるというよりも、意識の広がりあるいは深さに応じて段階的に生じてくるもの、と何かで読んだ記憶がありますが、私も自分の経験からそんな気がしています。

多くの人が信じて疑わず、常に興味や関心の対象でもある自分の思考が作り上げた物語の世界ではなく、何の物語もなく意味づけもされていない「今、この瞬間」を生きはじめること。

おそらく、これが覚醒のファーストステップです。